コジャノメ 成虫

近隣の雑木林で、ひと月ぐらい前から目にする焦げ茶色の蝶である。

名前は、コジャノメ。似た種類にヒメジャノメという仲間も居るが、そちらは、もうちょっと明るい色合いで、住んでる場所も、もうちょっと明るい環境である。

因みに、ヒメウラナミジャノメという似た感じの蝶もいて、今年も4月に、我家の裏庭に産卵に来ているのを目撃している。

どれも、幼虫の食草は、ササ類やイネ科植物なのだが、成虫の食餌は、もうちょっと嗜好がある気がする。ヒメウラナミジャノメの成虫は、花の蜜。ヒメジャノメは、腐果、獣糞。本種、コジャノメは、獣糞や腐果にコナラやクヌギの樹液も🆗。

この点から考えて、我家の庭でコジャノメを見かけないのは、日照条件も有るだろうが、餌となる樹液がないのかもしれない。近所で、発酵臭ぷんぷんのクヌギやコナラの存在には、私は気が付いていない。

そして、確かにと思うのは、サトキマダラヒカゲみたいに樹液を吸汁している瞬間には出会わないが、樹液の出ている木の周りには個体数は明らかに多いと感じる。