ムネアカアワフキ (つくば市北中部)

先月、4月24日に撮った写真だが、種名が判明したので投稿する事にする。

視界に入った時に、一番印象に残ったのは、日の丸紋様であり、この特徴から直ぐに種に辿り着くと思っていたのだが、時間がかかってしまった。理由は、小さな甲虫だと思っていて甲虫の路線を調べていたのだが、実際のところ、ヨコバイ亜目のアワフキの仲間であった。

名前は、ムネアカアワフキ。

写真の個体は、日の丸みたいな紋様だけ見えるので雄であり、雌は胸背部とかも赤く、上の写真だと下3分の1ぐらいが全部赤いイメージになる。

サクラの木に寄生するらしく、幼虫は自らの身体より出した石灰質の物質で桜の小枝に巻き付ける感じで筒状の巣を作り、その中で生活するようである。

ネットで調べていて、成虫の平均サイズが、5、6ミリと書いてあったが、そんなに小さかったんだと、今になると思う。

ナミスジチビヒメシャク 成虫

本日、夕方、庭の木の根元に止まっているのが目に留まった。

すかさず、ポケットのスマホを取り出して、写真に撮る。

近所で見つけ、先日、投稿をしたマエキヒメシャクと比べると、全然小さい。実際、第一印象は、かなり小さいシャクガという事であった。そして、今度は、黒い4つの点がハッキリと見てとれる。

黒い4つの点を考慮に入れると、ウスキクロテンヒメシャクという路線もあるが、どうも雰囲気が違う。

写真を補足すると、現場での目視で感じた色合いは、牛乳たっぷりのミルクティーみたいな色合いで、開張サイズで、20ミリ弱といったところ。ただ、写真を見て分かるように、翅の端が千切れているので、小さく見えてる感も否めない。

私の中では、ナミスジチビヒメシャクという事にさせて頂く。

この蛾を見て気になるのは、所々の痛んだ翅である。こういう傷をどうやって負うのか、凄い知りたい。

最近、家の軒下でツバメの雛が孵化した模様だが、親鳥が子供達に餌を頻繁に運んでくる。ちょっと、我家の庭の蛾達の外見の変化にも注目してみたい。勿論、ヤモリなどの別の捕食者の可能性もあるが……

シロスジツトガ 成虫

昨日、家の外灯下に寄ってきた蛾の一つを紹介する。

体長は1,5センチぐらい。それととにかく細い。細さが分かるように、正面から撮った写真も以下に貼り付けておく。

ネットを使い調べたところ、ツトガ科のシロスジツトガと判明。

北海道から九州南端まで生息する普通種との事である。

ただ、幼虫の食草は分かっていないとのことである。我家の外灯に来ていた事を考慮すると、私の家の何かを食べて育った可能性もあるので、今後、ライフサイクルの特徴を、じっくり観察推理していきたいと思う。