オオアカマルノミハムシ 

少し前にマドガという蛾の投稿をしていたが、そのマドガを観察していた時に、付近に赤いハムシの仲間がいる事には気付いており、写真に撮っていた。

そしてマドガの寄生している植物がキンポウゲ科のセンニンソウやボタンヅルという蔦植物なのだが、同じ植物に、オオアカマルノミハムシというハムシの仲間も寄生する習性がある事を知った。

そうなって来ると、その時、マドガと一緒に目撃していた小さな赤くて丸いハムシは、オオアカマルノミハムシの可能性が大であろう。

名前は、オオアカマルノミハムシ。体長は、5〜6ミリとの事である。目撃から少し日がっ経っているので、そんなに小さかったんだとしか思い出せない。

ツマジロクロハバチ

近隣の雑木林で、最近見つけていた。

名前は、ツマジロクロハバチ。ハグロケバエみたいに大きくはないが、決して小さくもないサイズだった。12ミリぐらいだったのかな。

とても元気なハバチで葉から葉へどんどんと飛んで移動していた。おまけに、葉の上でも、触角は常に振動させ続けていた。写真の個体の触角が、ピントボケしているのは、それが理由である。

幼虫の食草は、ニワトコとの事である。ニワトコなら、近隣の雑木林や林縁に普通に見られる落葉小低木である。

今回は、メリハリのある触角の先の白い部分と背中の白い紋で種に辿り着けたが、まだまだ種名や生態の確立されていない種の多いハバチの世界である。

アトヘリホシアツバ 成虫

近隣の雑木林で見つけていた蛾である。

大きさは、前翅長で17ミリぐらいだったと思う。凄い小さくはないが、小さい蛾の方だと感じた。

当初より、中央の黒い点を手掛かりに種名に辿り着けそうな気がしていたが、似ているのは、ナミテンアツバであった。それも、雄の方である。

ナミテンアツバの雌の方は、所謂ナミテンアツバの名前の波を表している部分が翅を横に横断している特徴を持っているらしい。一方で、雄の方も、細いラインが、翅を横に横断している個体を色々な方の写真で見たが、私の撮った写真の個体には、そのようなラインは見て取れない。この辺が、タイトルに疑問符を付けた理由でもある。

幼虫の食草は、ヌスビトハギとの事である。

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2021年6月7日追記

先ほど、上の写真の個体がアトヘリホシアツバだと確信した次第である。

タイトルの方は直ぐに直したのだが、原文の方は、そのままにしておこうと思う。

なお、アトヘリホシアツバの投稿も、本年になってしているので、アトヘリホシアツバの生態は、そちらの投稿で確認して頂きたい。