シロスジアオヨトウ  成虫

先ほど、ふと立ち寄った近隣のホームセンターの駐車場に1匹の蛾の亡骸が転がっていることに気が付いた。

一瞬でスマホの写真に収めた。

サイズは、体長で2,5センチぐらいありそうで、決して小さくない。

名前は、直ぐにネットで調べたところ、気持ちいいぐらいに上の写真とドンピシャの写真が現れる。

という事で、上の蛾の名前はシロスジアオヨトウである。ヨトウガ亜科の仲間の中では、最大級のサイズと紹介している方もいらしたが、私も決して小さくはないと感じた。

幼虫の食草は、ギシギシやイヌタデ等、タデ科の植物との事である。

クロバネツリアブ

数日前に近隣の草はらで見つけ写真に撮っていた。

最初は、そのホバリングする飛び方から蛾のスカシバの仲間かと思ったが、写真を撮ろうと近づいた時に、アブの仲間である事に気が付いた。

体長は、2センチ弱ぐらい。名前は、外見的特徴から直ぐにクロバネツリアブと分かった。大分県のレッドリストでは、準絶滅危惧種に指定されているのも分かった。

ただ、生態の方は、あまりネット上の上位検索に出てこない。ただ、成長過程が寄生バエの一種なのではと思う。

因みに、名前のツリアブという部分は糸かなんかで釣って操ってるみたいな飛び方(要はホバリング)が出来る習性から来ているらしい。そして、同じ飛び方が出来る仲間を引っくるめて、ハエ目ツリアブ科という科が存在する。

最後に、上の写真のクロバネツリアブの直ぐ下にある白い点は、この個体の出した排出物である。

ビロウドハマキ  成虫

この蛾は、数日前に近隣で見かけ写真に撮っていたものである。

昔から名前は知っており、昨年仕事中に壁に止まっているのを一回だけ見ていた。その際には、虫など全然興味の無い仕事仲間の方が、この蛾の存在に気が付き、「なんかやばいのがいる」みたいに、はしゃいでいたのを覚えている。仕事がひと段落した際に、写真にでも撮ろうと見上げると、既にその場所からは立ち去っていた。

そして、今回は写真に撮ることができた。

名前は、ビロウドハマキ。大きさは、この写真の個体で、体長4センチ弱ぐらいありそうだった。

幼虫の食草は、カエデ、アセビ、アラカシとか、要は何でも食べれそうな雰囲気である。

この蛾の生態として興味深いのは、本来、南方系の蛾であり、昔は千葉県辺りが北限だったみたいである。

しかし、近年、温暖化の影響も伴い、生息域を北へ北へ伸ばし続けている種である。

2020年の現在、茨城県の県南には確実に生息している。一体、何処まで北上しているのであろうか?