マガリケムシヒキ

今自分、近隣の雑木林で、比較的よく目にする昆虫である。

今回は、現場では大きめのハバチやヒメバチの仲間と思い、写真に撮っていたのだが、撮った写真を見返すと、ムシヒキの仲間である事が分かる。大きさは、15ミリぐらいだったのかな。

そして、名前はマガリケムシヒキなんだと思う。マガリケムシヒキの名前を分解すると、マガリケとムシヒキに分ける事ができ、マガリケを漢字で書くと、曲がり毛であり、頭部の後ろの方の毛束が前方に曲がっている事に由来するとの事である。

さて、このマガリケムシヒキを見かける森には、同じ仲間の大型のオオイシアブも居るが、どちらも共通している習性・生態として、近くから飛び立った蛾に反応して追いかけるという行動を取っている瞬間を見る事がある。

ただ、これらの飛翔する捕食昆虫が本気出せば、蛾の動きはスローモーションみたいなものかと予想する。(これは、トンボの狩を見て学んだ。)しかし、一瞬、追いかけるだけで、捕まえはせずに、近くの葉に止まる。

お腹減ってないのかなぁ。何なんだろう?

コシロアシヒメハマキ 成虫

仕事の休憩中に車の窓越しに、駐車場の植栽に虫なのか鳥の糞なのか、気になる物体が目に入った。長さは、おおよそで10ミリぐらい。

写真で見ると鮮明に見えるが、現場での一瞬の目視だと、鳥の糞に見える。

直ぐに、形状からハマキガの仲間であろうと推測できるが、名前は、コシロアシヒメハマキというらしい。

幼虫の食草はアラカシやコナラやブナ科の樹木の葉とのことである。

この蛾が止まっている葉も、アラカシのようにも思えるが………どうなんだろう。