キノカワガ 成虫 幼虫

昨晩、家の外灯に寄ってきた蛾のうちの一種である。大きな蛾である。

なんか大きくてこういう形の蛾は、ヤガ科に多いという思い込みで、ヤガ科に属する緑色の部分を持つ蛾を徹底的にチェックしたが、どうしても照合できないでいた。

そして、確か緑色の変異のパターンもあって似たような形の蛾にキノカワガという蛾がいた事を思い出し、ダメ元覚悟で確認してみた。

すると、紆余曲折の大冒険を経たが、上の写真の蛾がキノカワガというミラクルな終着を迎える事ができた。

キノカワガ………とても色合いや紋様に変異の多い蛾のようである。成虫越冬するようである。そうすると、今は6月半ば。随分長生きな蛾だと思う。

そして同時に、もしかしたら、今年に入り似たサイズと雰囲気を持っているが、種に辿り着けていない蛾の中に、キノカワガが含まれている可能性もあるなと思い始めた。時間がある時に、再チェックしてみようと思う。

幼虫の食草は、柿の葉との事である。我家始め近所の家には柿が植わっている家は多いし、柿の畑なんかも近所には点在している。

ちなみに、昨年の今頃、このブログを始めた頃に、蛍光色に輝くケムシ(イモムシ)を庭で見つけ、たいした根拠も無く、キノカワガの幼虫として紹介・投稿していたのを思い出した。

以下に、その時の投稿をそのままコピペしておこうと思う。ただ、本当にキノカワガの幼虫なのかは、保証できない事を最初に言っておく。

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最近、庭いじりの時に見つけたイモムシ?

蛍光色があまりに鮮やかだったので、写真に収める。

なんていう名前のイモムシなんだろう?スマホで、ささっと調べたけど、すぐには分からない。

あれから、1ヶ月弱、とうとう名前判明。キノカワガ(木ノ皮蛾)の幼虫であろう。柿の葉などを食べるらしい。

アカウスグロノメイガ  成虫

昨晩、家の外灯下に寄って来ていた蛾の一種である。

サイズは、開張サイズで2センチをちょっと超えるぐらい。ここ最近、家の外壁にへばりついているノメイガの仲間としては、決して小さいとは思わない。

外見からは区別が付かないような種が数種いるが、今回の投稿では、この蛾をアカウスグロノメイガとして紹介させてもらった。

この蛾の幼虫の食草も不明との事である。

このアカウスグロノメイガと思われる蛾も、我家の庭に居たが運の尽き、歳月を掛けて観察を続けて、生態に繋がる情報を見出す事が出来ればなと考える。

マエウスモンキノメイガ  成虫

昨晩、家の外灯に寄って来ていた蛾の一つである。

前翅長で、15ミリぐらい。似た色合いで紋様が曖昧な蛾は沢山いたが、マエウスモンキノメイガの特徴に合致するところが多い気がする。

そして、私が注目したのは前脚の関節の雰囲気である。ここが、色違いで節に段がある特徴が、マエウスモンキノメイガとして紹介されている蛾達の写真には、結構な頻度で見て取れたのである。

ところで、幼虫の食草は不明との事である。

我家の庭にいた事から、ここは、今後、私的要解明種として歳月を掛けて観察してゆきたいと思う。