オオトビモンアツバ  成虫

数日前に近隣の雑木林で見かけ、写真に撮っていた蛾の名前が分かった(?)ので、投稿する事にする。

ネット上の写真を照合する事により、一番似ていると思われる種が、オオトビモンアツバだったわけだが、色々な方の写真を見ていると、この蛾の色彩や紋様にかなりの変異があることが垣間見れた。

姿形以外に、この蛾の幼虫の食草が、イラクサ科のカラムシという生態も、種の同定に繋がりを持たせてくれた。というのも、この峨がいた辺りに、イラクサ科のカラムシと思われる植物が群生しているエリアがあるのである。

最後に、オオトビモンアツバと名前に付いているが、色々な方の投稿では前翅長 15ミリぐらいと記載されていることが多く、実際は大きな蛾では決してない。私が、現場で見た時には、もうちょっと微妙に大きい印象は持った。

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2021年9月25日追記

この投稿の上の写真の蛾が、ナミテンアツバではないかと思うようになった。

クロコガネ

数日前に、庭の芝生の上で息絶えてる個体を発見。

体長は、2センチ弱。黒い光沢のあるコガネムシ。

正直、あまり見ないコガネムシ。昨年より意識的に身近な自然界を観察するようになったが、初めて出会った気がする。

成虫は、ヤマグワ、コナラ、クヌギ、エノキ等に寄って来るとのことであり、幼虫は、各種植物の根を食すとの事である。

近似種に、オオクロコガネとコクロコガネがいるが、ネット上の写真で比較すると、どちらも本種クロコガネよりも光沢が無く褐色の要素も持っている気がする。

最後に、このクロコガネは、普通に見られる普通種との情報が大部分であったが、正直、私は近隣で、見かけたのは今回が初めてである。

この格差の原因が、何と関係しているのか、今後、見出せたらなと考える。

ユウグモノメイガ 成虫

本年4月28日に写真に撮っていた蛾の名前が判明したので、投稿してみる。

どうしても全姿が写せる場所に出てきてくれなかったために、上のような写真しか撮れなかった。

ただ、そのメリハリのある特徴的な紋様から種を特定する事は出来たので、無数の写真のデータの中に埋もれ、記憶からも消えてしまう前に、写真のクオリティはともかく、一旦、投稿をしておこうと思った次第である。

名前は、ユウグモノメイガ、別名ベニモンキノメイガ。

当時、この蛾を見つけた時の印象は、この手の蛾にしては、大きいなと思った。前翅長で20ミリ以上あったと思う。ただ、一般的な平均サイズは、もう少し小さいようである。

また、この峨が、ユウグモノメイガである根拠になったもうひとつのアプローチは、幼虫の食草であった。

ユウグモノメイガの幼虫の食草は、スイバとの事だが、この蛾と出会った場所の小川の土手は、スイバやギシギシが群生している。