ニジュウヤホシテントウ

数日前に近隣の仕事先の植栽の中で見かけ、一瞬で写真に撮っていた。

少し前には、我が家の庭でも、蜘蛛の巣にかかり、スカスカになった個体を見かけていたが、今回は、生体で見かける事ができた。

見た目的に、ニジュウヤホシテントウというのではと類推するが、果たして正解なのであろうか?

元々は、西の地域に方に生息していたテントウムシで、近年関東にも勢力を伸ばして来ていて、関東に在来であったオオニジュウヤホシテントウを追いやっているとの記事を読んだ事がある。

そして、益虫に捉えられているテントウムシが殆どだが、このニジュウヤホシテントウとオオニジュウヤホシテントウは、ナス科の野菜を食べる害虫として扱われているとの事である。

このテントウムシの出現時期であるが、一般的なナナホシテントウナミテントウの発生がひと段落している今時分の本格的な夏の入り口といった季節に目にするようになった気がするが、その辺は、客観的な事実なのであろうか?

最後に、このニジュウヤホシテントウと思われるテントウムシが写真の中で食べていると思われる植物がブドウ科のヤブガラシのように見えるが、ナス科の植物でない事が少し気になる。

また、その仕事先の植栽に、ナス科の植物って生えていたかなと、こちらも気になる。

オオコフキコガネ (取手市)

週末に子供のサッカーの試合が利根川の河川敷であったため、送迎する機会があった。

出発前のナビでの距離計算は、18,4キロメートル。意外と遠い。

実際に、途中、信号も多い市街地ありで、40分弱かかってしまった。到着後は、少し現地の昆虫観察でもしてみようと、草地を眺めると、以下のようなコガネムシを単体で見つける。

直ぐに、コフキコガネの仲間であろうとは分かるが、私の家の庭や近所で見かける所謂コフキコガネとは、何か違う印象を受ける。

具体的に、何処が違うかというと、コフキコガネは、もっと薄黄色い部分があるが、この個体は、全身赤茶色い感じである。

あとは、上翅の筋が目立っていないのと、髭が立派な気がする。個体差もあるんだろうが、大きさもこの写真の個体は、我が家の周りで見かけるコフキコガネより少し明らかに大きかった。

あとは、腹部が映る写真を以下に貼り付けようと思うが、胸下部の毛束の印象が凄かった。また、髭を格納してると気がつく迄は、腹部側に仕舞われた触角がとにかく異形に目立っていた。

以上のような特徴を鑑みると、オオコフキコガネという種であろうとの結論に至った。

オオコフキコガネの生息環境にあった海岸や河原という環境条件も、今回の発見場所とは合致している。オオコフキコガネの幼虫は、ちょっと砂地の土中で育つってことなのかな。

ここに来て、同日のドウガネブイブイサクラコガネとの出会いといった具合に、まだブログに紹介していないコガネムシの仲間に、短期間で3種類も出会えた事は、憑いていると感じた。

自然の神様……ありがとう!

ドウガネブイブイ  (取手市)

週末に子供のサッカーの試合があるため、利根川の河川敷の公園に子供を送迎する機会があった。出発時に家から目的地までの距離は、18,4キロメートルと表示されていた。

結構距離が有るし、所要時間は40分弱かかってしまった。現地では、少し昆虫観察してみたが、こんなコガネムシの仲間が居た。

我が家の周りでよく見かける定番中の定番のアオドウガネ(ドウガネ繋がりで)と比べると、明らかに緑色の雰囲気が弱いのと、サイズが大き目なのと、頭部の現れ方等から、アオドウガネでは無いと直ぐに分かるが、同時に、これがドウガネブイブイという種類でしょうとも予想が付いた。

おそらく、ドウガネブイブイで合っていると思う。

成虫は、各種、植物の葉を食べて、幼虫は土中で植物の根を食べて育つとのことである。

さて、このドウガネブイブイは、私は見かける機会にそれほど恵まれないが、他にもそのように感じておられる方が居る事を少し知った。ウキペディアには、その理由を、本来西日本にいたアオドウガネが、温暖化に伴い北上して来て競合で押されてしまっているとの記載があった。

ただ、不思議なのは、アオドウガネでもドウガネブイブイも、食べ切れないぐらいの雑草が身近に幾らでもあるだろうとの見解を私は抱く。本来のドウガネブイブイの生息域に、アオドウガネが進入して来た時に、一体どういう現象(どうやって、ドウガネブイブイが数を減らしていくのか)が進行しているのか知りたいものである。

最後に、ドウガネブイブイ(銅銀ブイブイ)のブイブイの部分の意味を考える時に、これといった説を見つけられなかったが、世の中には、「ブイブイ言わす」といった言葉もある。

ブイブイ言わす→勢いがある等のニュアンスを考えると、昔は沢山ガンガン生息していたところから来ているとも思いたくなる。