キハラゴマダラヒトリ  成虫

先程、仕事の移動中に、地面にヒトリガの仲間の死骸と思われるものを発見。

急いで写真にだけ納めようと、しゃがんでよく見ると、交尾中であり、生体であることも分かった。

大きさは、下の微妙に大きい方が、前翅長が2センチぐらい。

上翅の紋様から判断するだけだと紛らわしい類似種が幾つかいると思うので、今回は、ちょこっと車の鍵で翅をめくって腹部の色を見せてもらった。

すると、黄色と黒色の縞々であった。この黄色い腹部に上のゴマダラの紋様を加味すると、キハラゴマダラヒトリという種類に行き着く気がする。

上の写真をよく見ると、下のちょっと大きい方の触角は糸状で、上に乗っている少し小さい方の触角は、櫛髭状なのが見て取れる。これから考えて、下の少し大きい方が雌で、上の櫛髭状の触角を持ったものが雄と分かる。

スマホのカメラで白い被写体を写すのがとても難しく感じるが、実際の現場での目視だと、上の雄の翅色は微妙にオレンジがかっていた。

さて、このキハラゴマダラヒトリの幼虫……ヒトリガ科の毛むくじゃらの幼虫は、毎年数種類を目撃するのだが、未だにどのヒトリガ科の毛虫が、どの成虫になるのか確証出来ないでいる。

日頃からよく目にする機会の多いヒトリガ科の幼虫……キハラゴマダラヒトリの幼虫は、果たしてどれなんだろう??

ホシヒメホウジャク 成虫

今週の火曜日に、ふと立ち寄ったホームセンターの駐車場に息絶えたこの蛾の亡骸を見つける。

掌に乗せて、写真に撮る。

直ぐに、ホシヒメホウジャクという種に行き着く。

所謂、飛んでる時に蜂みたいにホバリングが出来る蛾のタイプである。

幼虫の食草は、アカネ科のヘクソカヅラらしい。ヘクソカズラ(屁糞葛)なら、近隣の至る所に蔓延っている。

後翅に黄色い派手な黄色い紋様が有るらしく、飛翔中とかには見えるようである。