シマイシビル

最近、近隣の小川の石をひっくり返したら居た。

大きさは、縮んでた時で3センチぐらいあり、移動しようと伸びたら7センチぐらいには伸びた感じである。そして、発見した事実に、太い方に動くのではなく、細い方を先頭に動いていくという事があった。

さて、名前を調べたら、シマイシビルなのではと思った。

このヒルは動物の血は吸わないようである。もっぱら小型の貝やミミズ含む小さな生物を食べているようである。

そして、汚い川に住めるようで、環境指標生物としても利用されているようである。

確かに、この小川に降り立った時に、近くで見ると川底には空き缶やビニールシートや色々な人工物が目立ち(橋が近距離で沢山かかっている小川は大体似たり寄ったりだが)、そのうち綺麗にしてあげたいなぁと感じたのは事実であった。

ナカジロハマキ 成虫

本日、仕事先の施設内で見つけて写真に撮っていた。

弱々しくスローリーな飛び方が、最近出会ったナラコハマキと似ている事からハマキガ科の蛾と予測したが、実際に着地した姿を見た時、やはりハマキガ科の蛾だろうなとは確信した。

先ほど調べたところ、直ぐにナカジロハマキに行き着いた。そして、ナカジロハマキの幼虫の食草を見て納得した。その敷地内には、ナカジロハマキの幼虫の食草のケヤキが多数植えられているのである。

大きさは、体長1センチ行かないぐらいの極小の蛾であった。本日見かけたナカジロハマキは、越冬個体だと思われるが、この越冬個体達から産まれた個体群が夏前にもう一回現れるようである。

アリノスアブ

黒っぽいハナアブを見つけたと、少し観察していたら、運の良いことに近くの壁面に止まってくれた。

背景が奥域もなく動かない壁面であったので、私にしては写真のピントを合わせる事に成功した。

地面の上でホバリングする姿やサイズからハナアブの仲間だろうとの予測はつけて、ネット上で調べ始めたところ、アリノスアブという種に行き着いた。体長は1センチちょっとといったところであったと思う。

ただ、ハナアブ科でありながら、花の蜜を吸うことは無いようである。

アリノスアブを漢字で書くと、蟻の巣虻である。幼虫は、アリの巣の中で蟻達と共生して成長して来るようである。

何種類か存在するアリノスアブの中で、このアリノスアブは、トビイロケアリという蟻の巣に共生することが知られている。

因みに、トビイロケアリというのは、極々普通に見られる赤茶色の蟻である事が分かった。話の方向は変わるが、蟻なんて種類を特定するのは不可能とも思っていたが、このアリノスアブが濃く飛んでいた場所の蟻をチェックすることによって、蟻の種の特定に近づく方法もあるんだなと気がつかされることになった前進した1日となった。