コバネヒョウタンナガカメムシ 成虫

最近、田んぼの脇で、このカメムシの写真を撮っていた。

既に、身体はかなり温まっているのか、動きが敏捷でピンボケの写真しか撮れなかった。鮮明な写真が撮れたら、差し替えようと思う。

写真は、角度も画像も悪いが、このカメムシの特徴は捉えていると思う。太い前脚に、腹背部の紋様や形状。

名前は、コバネヒョウタンナガカメムシだと思う。前脚の太さは、雌よりも雄の方が太いらしい。また、このコバネヒョウタンナガカメムシは、昆虫にしては珍しく(そうなの?)雌よりも雄の方が大きい種との事である。

イネ科の植物の種子を吸汁するようで、夏場に発生する一年草雑草のエノコログサ等にも、集まっているのを見かけるし、実際に田んぼの稲なんかが吸汁されると、斑点米の原因になる事から、当然、米農家からは害虫としてみなされている。

それにしても、近隣の田園地帯の田んぼ脇を歩くと、数種類のカメムシを筆頭に、思いの外に稲の害虫と考えられている昆虫と出会える。そして、そんなに田んぼ脇の下草刈りや殺虫等、これらの害虫の駆除はマメにしているようには感じないのが、私の感想である。