ノボロギク

この雑草は、春先が一番目に付くが、春先ほどではないものの、シーズンを通して芽生えや開花には出会える気がする。

そして、私が気が付いている最大の特長は、開花から結実して綿毛の種子が出来るまでの期間が凄く短い気がする。もう一つ気が付いている特徴は、根が浅く抜き易い事である。

さて、名前は、ノボロギク。ヨーロッパ原産の一年草で、渡来は明治の頭と言われている。現在では、日本全国に拡がっている。

写真で分かるように、筒状花であり、この黄色い花びらが少し見える状態で満開状態である。

昔は、止血剤に使われたりしていたようだが、現代では、ピロリリジンアルカロイドという肝毒性のある成分を含有している事が知られていて、無闇には活用はされていないようである。

ただ、山菜や野菜の中には、多食し過ぎると人体に何かしらの影響をもたらす種は、案外存在するのではと思う。

コバネヒョウタンナガカメムシ 成虫

最近、田んぼの脇で、このカメムシの写真を撮っていた。

既に、身体はかなり温まっているのか、動きが敏捷でピンボケの写真しか撮れなかった。鮮明な写真が撮れたら、差し替えようと思う。

写真は、角度も画像も悪いが、このカメムシの特徴は捉えていると思う。太い前脚に、腹背部の紋様や形状。

名前は、コバネヒョウタンナガカメムシだと思う。前脚の太さは、雌よりも雄の方が太いらしい。また、このコバネヒョウタンナガカメムシは、昆虫にしては珍しく(そうなの?)雌よりも雄の方が大きい種との事である。

イネ科の植物の種子を吸汁するようで、夏場に発生する一年草雑草のエノコログサ等にも、集まっているのを見かけるし、実際に田んぼの稲なんかが吸汁されると、斑点米の原因になる事から、当然、米農家からは害虫としてみなされている。

それにしても、近隣の田園地帯の田んぼ脇を歩くと、数種類のカメムシを筆頭に、思いの外に稲の害虫と考えられている昆虫と出会える。そして、そんなに田んぼ脇の下草刈りや殺虫等、これらの害虫の駆除はマメにしているようには感じないのが、私の感想である。

シロヘリナガカメムシ 成虫

最近、時々、このカメムシを見つける。

写真は、拡大してあるが、実際はかなり小さい。8ミリないぐらいだと思う。

名前は、シロヘリナガカメムシ。小さかったので、カスミカメの仲間を当たっていたが、種に辿り着けず、もう一度、写真を眺め返してみた。そして、ナガカメムシの仲間かと思い、ナガカメムシの仲間を当たったところ、比較的、直ぐにシロヘリナガカメムシに行き着いた。

さて、ネット上の投稿で、地表性のカメムシで草の間をウロウロしているとの紹介があったが、全くもって同感である。

最近、違う場所で2回ほど出会ったが、2回とも未だ未だ冬枯れの芝生の中を歩いていた。

そして、暫し観察していて気になったことがあった。写真を撮ろうと追いかけ回している時に、一度も飛んで逃げようとしないのであった。ちょこまかと走り回るのみであった。

このシロヘリナガカメムシ…果たして、飛べるのであろうか?