この雑草は、春先が一番目に付くが、春先ほどではないものの、シーズンを通して芽生えや開花には出会える気がする。
そして、私が気が付いている最大の特長は、開花から結実して綿毛の種子が出来るまでの期間が凄く短い気がする。もう一つ気が付いている特徴は、根が浅く抜き易い事である。
さて、名前は、ノボロギク。ヨーロッパ原産の一年草で、渡来は明治の頭と言われている。現在では、日本全国に拡がっている。
写真で分かるように、筒状花であり、この黄色い花びらが少し見える状態で満開状態である。
昔は、止血剤に使われたりしていたようだが、現代では、ピロリリジンアルカロイドという肝毒性のある成分を含有している事が知られていて、無闇には活用はされていないようである。
ただ、山菜や野菜の中には、多食し過ぎると人体に何かしらの影響をもたらす種は、案外存在するのではと思う。