最近、近隣の雑木林の落ち葉の上に、このキノコの仲間を時々見かける。
大きさは、真ん中の球みたいなところの直径が2センチぐらいで、全体の径が4センチぐらいではなかろうか。
最初からキノコの仲間だとは分かるが、エッて思うのは、このキノコを手にした瞬間である。地面と繋がってないのである。簡単にひっくり返せるのである。
この時点で、もしかしてキノコの仲間ではなく、何かしらのドングリの傘の部分が反り返ったものかとか、何かの花の残骸が落ちているのかと疑ってしまうことになる。
ツチガキという名前の由来も、果実の柿の大きな萼の真ん中に実が成長し始めている姿と似ているところから来ているのだと思う。
ただ、このフクロツチガキ……キノコの仲間であるのは確かである。
地面と繋がっていないと先ほど書いたが、実際のところは、物凄い細い線が地面と繋がっており、地面からの養分を吸収しているとのことである。