ハゼラン

9月の半ばに家から一番近い山系の山に登った時に、まさに1号目付近の集落内の水路脇で見かけた。

近隣近所で見たことない植物だったが、雰囲気が可愛くて、気にはなっていた。

調べたところ、ハゼランという名で、明治時代に入ってきた植物である事が分かった。原産地は、西インド諸島と書いてあったのを読んだ。

外来種なのだが、野外への溢出は、目立つほどでないのか、生態系被害防止対策種のリストには入っていないようである。

ランが名前に含まれているが、ナデシコ目ハゼラン科の多年草である。

原産地の方では、葉を野菜として食べる習慣もあるみたいである。

ノチドメ

昔から存在は知っていたが、ここに来て、以下の植物の名前を調べてみた。

調べてみたところ、ノチドメが妥当であろうと思った。

似た種にチドメグサやオオチドメがあるが、その2種は葉の切れ込みが本種よりも目立たないようである。

ちなみに、近隣で、このノチドメを見かける場所は、いつも湿った場所である。

クロスジヒメアツバ 成虫

最近、近隣で見かけて写真に撮っていた蛾である。

大きさは、前翅長8ミリぐらい。

一瞬、ツトガ科の蛾の形に似ていると感じたが、ここ数年の生物観察の成果で、凄い小さなヤガ科の蛾であろうとの予測が立った。

案の定、ヤガ科ミジンアツバ亜科のクロスジヒメアツバに落ち着いた。

幼虫の食草は、ソラマメの根との情報もあった……一応、情報として載せておく。

ちなみに、この蛾は、ヨーロッパやオーストラリアにも居るらしい。世界広範囲に拡がっている事実を考えると、誕生からの古い歴史を感じさせてくれる蛾であろう。 

私が写真に撮った個体は、色が薄めであるが、ネット上に出てくるクロスジヒメアツバの写真は、濃い色目の個体が多い。

最近、急に冷え込んで来たが、冬に向かう気温の低下の中で、昆虫達との遭遇もめっきり減ったが、そんな季節に出会えた蛾であった。ちなみに、同じ日に見かけた蛾には、マエアカスカシノメイガがいた。