ムラサキシキブ Callicarpa japonica Thunb. ex Murray

この樹木は、近隣でよく目に出来る落葉低木だが、過去の自分の投稿を確認したら、未投稿である事を知ったので、投稿してみようと思う。

名前は、ムラサキシキブ(紫式部)。

間違いそうな近似種には、コムラサキやヤブムラサキがあるが、コムラサキは、明らかに実の付き方が違う。ヤブムラサキの方は、正直しっかりと確認しているわけではないが、おそらく、上の写真の個体は、ムラサキシキブだと思う。そもそも、それらを、まとめて全て、ムラサキシキブと認識している人達も多いのではないだろうか。

私は、今のところ、この樹木に深い思い入れはないが、今の時期のこの実付きの枝を混ぜた生け花や、一輪挿しに挿されたこの実付きの枝を、何処か訪れた場所で思いがけず見たとしたら、四季を楽しむ余裕のある心に、ひっそりと心打たれる事になるに違いないとは感じる。

そんなムラサキシキブの生息分布であるが、学名にJaponicaと入っているが、日本、朝鮮半島、台湾辺りに濃く拡がっている落葉低木である。そして、世界中に疎に散らばっているが、おそらく、日本含む極東から持ち出されたものが野生化し始めているものと思われる。

クロクモヤガ 成虫 Hermonassa cecilia (Butler, 1878)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

晩の冷え込みが増す中、この日は、我家の外灯下で見かけた蛾は、この1匹のみ。

大きさは、前翅長18ミリといったところであろうか。

種名は、クロクモヤガだと思う。黒い腎状紋を筆頭に、他の紋も黒っぽい濃い目の色をしていることから名前の由来が来ているなら、的を得てる気がする。

今の時期に見られた事で、てっきり晩秋に誕生して、成虫越冬するタイプの蛾かと思ったが、普通に春と秋に誕生(活動?)しているタイプの蛾のようである。

幼虫の食草は、キク科のハルジオンやタデ科のギシギシが確認されているようだが、これから考えると、おそらく、それらと同所に生える似たような植物なら、殆ど行ける口なのではと推測したい。

最後に、このクロクモヤガの生息分布は、国内は、北海道から九州近海まで。海外の生息分布に関しては、この蛾の学名では、情報は殆どヒットしなかったが、ロシア南東部沿海州には生息しているのが分かった。おそらく、朝鮮半島やそれに続く中国東北部等にも生息しているのではと思いたい。

ナヨタケ Psathyrella gracilis (Fr.) Quél.

最近、近隣で見かけたキノコである。

キノコなんか種名に辿り着くことは至難の業と思ったが、このキノコは、案外直ぐに種名が判明。

ナヨタケという秋から早春に見られるキノコらしい。

柄が細く、ナヨナヨってしているところが、名前の由来かと思われる。

そして、種の同定の決め手になったのは、細い柄の地中部分が、モワモワッとした毛綿状になるという点であった。以下に、その特徴が分かる写真を。

食用に出来るかは分からないが、歩留まりの悪そうな傘径2センチぐらいのこの大きさのキノコをわざわざ食べる必要性もない気がする。

最近、分かってきたことだが、キノコというのは、この地球上での歴史が古いのか、世界中に拡がっている気がする。という事で、このキノコの世界分布を眺めると、ヨーロッパも北米アメリカも、北緯45度のライン前後に生息しているキノコである。そして、日本や、ニュージーランドにも、生息しているのも分かる。ニュージーランドは、南半球にあるが、北緯を南緯に当てはめると、大体同じぐらいの緯度である事が分かる。