ベニスズメ 成虫 Deilephila elpenor lewisii (Butler, 1875) 2nd

最近、近隣で、この蛾を見かけて写真に撮っていた。

調べるまでもなく、名前は、ベニスズメと分かった。

大きさは、前翅長27ミリといった辺りだったであろうか。

幼虫は、時々見かけても、成虫には滅多に出会えない気がするので、この蛾との遭遇は素直に嬉しかった。

スズメガの仲間は、驚かすと、弾丸のように飛び去ってしまうケースが多いが、まだ気温も低いこの時期ということもあり、手に乗るか試してみた。

思いの外、抵抗なく、手のひらの上に乗った。

下翅が、濃いピンクなのが分かる。

以下に、翅の裏が見える写真を貼ってみる。

表面よりも、ピンクの部分が多いのが分かる。

さて、このベニスズメの幼虫の食草は、ホウセンカとかオオマツヨイグサ等らしい。

生息分布の方は、国内は、北海道から九州を経て、沖縄本島含む南西諸島まで。海外の生息分布の方は、海外では、Deilephila elpenor Linnaeus, 1758という学名で認識されている蛾がベニスズメのような気がするが、その学名での生息分布は、ヨーロッパにはヨーロッパ全土に濃く生息している気がする。千島列島や樺太やロシア沿海州……中央ロシアにも。朝鮮半島や中国にも生息していて、タイやミャンマーの北部山岳地にもいるようである。

Deilephila elpenor Linnaeus, 1758とDeilephila elpenor lewisii (Butler, 1875)の二つの学名の関係性は、ちょっと簡単に調べただけでは、分からなかった。

とにかく、ベニスズメは、比較的大きく、人目を引く色彩をした蛾である事は間違いない。

ルリオオキノコ(ムシ)Aulacochilus sibiricus (Reitter 1879)

最近、近隣で見かけて写真に撮っていた小さな甲虫である。

大きさは、体長9ミリぐらいだった。ルリハムシよりは微妙に大きく、ヨモギハムシよりは少し小さいといった大きさであった。

ただ、尾部の方に向かって細くなっており、胸部の方が大きく見える(上の写真では分かり難い)ところと、触角の先が膨らんでいるところが、ハムシではないなとは見抜けた。

そして、キノコに複数匹いた事を考えると、キノコに特化した甲虫にキノコムシというのがあったよなという記憶がよぎり始めた。

調べたところ、オオキノコムシ科オオキノコムシ亜科のルリオオキノコであろうとの結論に至った。

クジラタケによく群がっているとの事だが、上のキノコがなんというキノコなのか現段階では分からない。(ヒラフスベ《カワラタケ》かなとも思っている。)

ルリオオキノコの生息分布は、国内は、北海道から沖縄本島ぐらいまで生息しているようである。海外の生息分布は、ちょっと分からなかった。