数日前に我家の外灯下で見かけて写真に撮っていた蛾の一つである。
大きさは、前翅長13ミリぐらい。
まだまだ春になったばかりで、蛾達の活動も緩やかな中、活動を始めている蛾として気になったが、種名はトビモンアツバだと思う。
2年前の秋の10月13日に同種の投稿をしているが、ここから分かるように、その2年前の個体も、今回の個体も、秋に生まれて越冬する(した)個体なんだと思う。また、6月ぐらいにも出現してくるようである。
幼虫の食草は、イラクサ科のカラムシとのことだが、近隣の里山には、遠い過去に繊維にするために植えられたカラムシが自然繁殖する形で、今もあちこちで見かける事が出来る。
前回の投稿でも触れたが、この蛾は、生息分布の方は、国内は、関東地方以西……九州近海を経て、沖縄本島含む南西諸島まで。海外の生息分布の方は、韓国、台湾、中国南東部で確認されている。所謂、暖かい地域の蛾であることが分かる。ただ、暖かい地域の蛾も、北関東の冬の寒さに負けずに、成虫のステージで越冬できるんだと、感心してしまっている自分がいる。