昨日、庭の草むしり中に、このバッタの仲間が高密度で発生している場所があった。イネ科の雑草がかなり高密度で生えてしまった1,5メートル四方ぐらいの範囲から、ざっと10匹近くが飛び出してきた。
このバッタの仲間は、我家の庭の至る所に定着しているのは、薄々知っていたが、この際、このバッタの本当の名前を突き止めてみる事にした。
この写真を見ただけでは、ネット上の写真群と照合しても、私には種が分からなかった。ただ、なんか過去にも、おそらくこのバッタの仲間の写真を撮った記憶が蘇って来たので、過去の写真を振り返って、探してみた。
すると、今年の1月20日に撮られた同一種と思われるバッタを写した写真を発見。その写真が以下である。
この写真を撮った時の記憶が蘇ってきたが、落ち葉を掃除している時に、落ち葉の中から現れたのを覚えている。そして、落ち葉の保温効果等の少し暖かい環境が有れば、越冬してしまうんだと少し感動したのを覚えている。口の辺りの赤さが気になる。
そして、それから更に時は進み、3月5日にも、同じ種類と思われるバッタを写真に収めていることが分かった。その3月5日の写真は以下である。同一種だよな。(少し不安)
後脚が一本取れていたり、なんか少し外観もフレッシュ感に乏しく、生まれて間も無い個体には見えない。こちらも、越冬個体なんだと思う。
この3枚の写真からの視覚情報を基に、怪しいと思われる種と照合していった結果、クビキリギリスという種に行き着いた。
決め手は、口の辺りの赤さだった。クビキリギリスの俗称が、血吸いバッタとの事である。また、越冬するという習性も、種を断定する決め手になった。7月中に卵から孵化し、9月から10月にかけて成体に育ち上がり、そのまま越冬。翌年の5月頃に産卵して、産卵後も7月ぐらいまでは生存しているとの事である。中には、その2年目も越冬してしまう長命なクビキリギリスも居るとのことである。
どんな鳴き声なのかは、追々YouTube等を使い、確証していきたいと思う。
ところで、バッタの仲間で、越冬する習性を持っているのって、ツチイナゴだけじゃ無いんだ?と思った。同時に、間違った認識を持っていた自分に気が付いた。
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