キツネアザミ

アザミというと、ちょっと林内とか林縁とかの自然下に自生しているイメージがあるが、このアザミは、畑や水田の脇であろうが、住宅地の中の空き地であろうが、何処にでも生えているアザミである。

葉裏が白く、ロゼットの時もギザギザの葉の切れ込みが印象的で見分け易い。また立ち上がり始める茎にも、縦にストライプが入っている気がする。

キツネアザミのキツネは、普通のアザミのようにトゲトゲしていなくてアザミっぽくないことから、本物とは一線を画す意味でキツネが冠してあるという説があるが、私もその説に同意する。

街中の人為的な環境でも見られるありふれたアザミといったいったイメージを、私は持っている。

ヒメウズ (つくば市中部)

少し薄暗い林内で見つけたが、先ず普通に歩いていたら、この植物の花には気が付かないのではと思う。それぐらい、花も疎らに付き、そして小さい。

ヒメウズを漢字で書くと、姫烏頭となり、烏頭は鳥兜とも解釈でき、小さなトリカブトという意味に取れる。

このヒメウズも、トリカブトと同じキンポウゲ科の植物であり、根塊に毒があると書いてあった。

この植物の感想として、群生してるわけでもないし、殆どの人は存在に気が付かないのではと思う。