近所の里山で、前々からクスノキっぽいのが所々で生えているなとの感想は持っていたが、多分クスノキっぽいではなくクスノキだと思うようになったので、クスノキの投稿をしてみる。
クスノキのイメージと言えば、個人的には超大きな木に育つ樹木で、神社の境内とかで、太さ高さ共に、とんでもない大きさの御神木に育っている木のイメージがある。まさに、アニメ映画の「隣のトトロ」の中で、トトロが暮らしているような大木のイメージである。
ただ、常緑広葉樹であり、暖地の樹木の気がしていて、北関東の南側に位置する我が家の近隣では、それほど見かけない先入観を持っていたが、思いの外、里山の樹木を眺めていると、野山に自生している事に気が付いた。
ちなみに、阿見町の国道沿いに街路樹として植えられている区間がある。近隣の街路樹としては、珍しい選択の気がするが、全然良いと思う。
因みに、楠(クスノキ)と言えば、圧倒的に九州に多い樹木らしいが、確かに、北九州の我が母校の高校も、何十年も前の記憶だが、クスノキの大木が生えていた。山を削って造られたと思われるグランドの端に眼下を見下ろす感じで、列に綺麗に植えられていた。当時既に60周年記念式典が行われていたから、おそらく学校開設時に、希望を込めて、記念植林したものかなと思われる。当時、既に貫禄の有る楠達だったのを覚えている。関東なら桜を植えそうな場所に、クスノキなのである。
少子化の流れで、これも随分前だが、地区のいくつかの高校が合併閉校になり、その山の中腹の歴史を刻んだ校舎も使っていないと耳にしている。ただ、山間に暮らす人達の避難場として学校は残されていると思うので、きっとあのクスノキ達も更に貫禄を増しているのかなと思う。そう願う。