モミジイチゴ

このキイチゴは、近隣で所々で見かける事は出来るのだが、私の家の周りの半径5キロぐらいの地区では、他の地区よりも沢山自生しているのではと思い始めてる。近所の里山を自然を意識して歩くようになったら、ここかしこで目に付いてしまう。

上の写真は、少し芯が立ってて、このモミジイチゴの樹形を知ってもらうには適当でないと思うので、以下に樹姿のイメージが掴めそうな写真もアップしてみる。

白い花は下向きに付く。モミジイチゴの名の由来は、その葉の形から来ている。

これをモミジの葉と見間違える事はないよと思う方は平地住みの方で、少し標高が上がると、こうした葉の真ん中の列が際立って長い特徴を持つモミジの仲間と、このモミジイチゴが同所に生えていたりする。そして、枝の枝垂感とかも少し似ていて、遠目からは、どっちだみたいになる経験を多々してきている。

このモミジイチゴは、残念ながら、私は口に入れて食べた記憶を思い出せない。年がら年中、自然散策しているわけではないし、このモミジイチゴの実が食べ頃の頃に散策していなかったり、平日仕事で出入りしているエリアでは、滅多に見かけない為、味見した事が無いのである。

ただ、徒歩圏内にも沢山生えてる事を知った今、早くオレンジの実をつけ、熟してくれる事を楽しみにしている自分が居る。このモミジイチゴが、ノイチゴ、キイチゴの類では、一番美味と言われているし……

食べてみて美味しかったら、家族にも勧めてみて、そこでも好評だったら、色々な人にその素朴(今のところ想像である)な味を、地域の味として、広めていきたいね。

キツネアザミ

アザミというと、ちょっと林内とか林縁とかの自然下に自生しているイメージがあるが、このアザミは、畑や水田の脇であろうが、住宅地の中の空き地であろうが、何処にでも生えているアザミである。

葉裏が白く、ロゼットの時もギザギザの葉の切れ込みが印象的で見分け易い。また立ち上がり始める茎にも、縦にストライプが入っている気がする。

キツネアザミのキツネは、普通のアザミのようにトゲトゲしていなくてアザミっぽくないことから、本物とは一線を画す意味でキツネが冠してあるという説があるが、私もその説に同意する。

街中の人為的な環境でも見られるありふれたアザミといったいったイメージを、私は持っている。

ヒメウズ (つくば市中部)

少し薄暗い林内で見つけたが、先ず普通に歩いていたら、この植物の花には気が付かないのではと思う。それぐらい、花も疎らに付き、そして小さい。

ヒメウズを漢字で書くと、姫烏頭となり、烏頭は鳥兜とも解釈でき、小さなトリカブトという意味に取れる。

このヒメウズも、トリカブトと同じキンポウゲ科の植物であり、根塊に毒があると書いてあった。

この植物の感想として、群生してるわけでもないし、殆どの人は存在に気が付かないのではと思う。