トキワハゼ

この植物の存在も最近知った。

トキワハゼというらしい。トキワハゼのトキワの部分は常葉(花期が長い?)から来ていると思われ、ハゼの部分は”はぜる”という動詞の変形とのことである。私も、初めて知ったが、はぜるというのは、漢字で爆ぜると書き、種が弾けるという意味があるとのことである。

個人的に、小さなスミレが庭に零れ種で増えていくのを楽しく見守っている身としては、同じような草丈のこの植物も、なんだかとても愛おしく思えてきた。

まだ、私は、この場所でしか見つけていないので、他に生えている場所を探してみたい。

マツバウンラン

最近まで、この植物が身近に生えている事に気が付いていなかった。

10年ちょっと同じ場所の景色を仕事で見てきているが、4月の今時分の景色の中に、この植物が茎を長く伸ばし紫の小花を咲かせているのに全然気が付いていなかった。

名前は、直ぐにマツバウンランと分かり、1941年に京都市で初報告されているアメリカ原産の帰化植物という事も分かった。

そして、意識して野山を見ると、疎らに所々で生えている事に気がついた。この植物の特徴は、葉というものが地面にへばり付く根生葉が殆ど全てで、後は長めの茎を伸ばし、その先にチラホラと紫の小花を咲かせている感じで爽やかな雰囲気もある。そして、立ち上がる茎は芯がしっかりしているのか、グニャグニャと暴れたりはしない。

ここで、我が家の庭にも取り入れてみようと思った。意外と見た目を楽しませてくれるスッキリした空間が作れそうな予感がする。

土中に栄養があると、上のような大株にも育つようである。

少し、この植物と庭で共存してみようと思う。

Bipalium Adventitium (つくば市中部)

今週の火曜に撮った写真であるが、また新たなコウガイビルと出会ってしまった。

この場所(森)は、オオミスジコウガイビルの生息場所と被っている。

今回は、タイトルに世界共通の学名を使っているが、理由は、ネット上で、海外のサイトに全く同じくコウガイビルが多数紹介されているからである。ただ、この学名に行き着いたのは、日本のとある方のウェブサイトで、この学名で紹介されている記事を読んでの事であり、私が独自で行き着いたわけではないことを告白しておく。

この写真の状態の時の大きさは7センチぐらいであった。まだ10センチぐらいまでは伸びれそうな雰囲気はあった。

ざっと、アメリカの方が書いたと思われる英語のウキペディアを読んだところ、アジア原産だと思われ、ミミズが食い物にされている事への危惧が書かれている。他には、アメリカ北部の州には殆ど定着していて、2019年には、カナダのケベック州のモントリオールでも発見となっている。

そして、アメリカのウキペディアの記事で興味深かったのは、Bipalium Kewense(オオミスジコウガイビル)の分裂増殖とは違って、雄雌(?)が居て、卵で増殖していると書いてある事である。あとは、元々アメリカにいたコウガイビルのBipalium Pennsylvanicumという種やオオミスジコウガイビルと見間違えることはないと書いてある。理由は頭部の形で、この2種の頭部は、ハーフムーン(半月型)だが、この投稿の主役のBipalium Adventitiumの頭部は、ファン・シェイプ(団扇型)だと書いてある。

この頭部の形は、確かに私も同意で、今回見つけたコウガイビルは、とにかく頭部が小さく団扇型の特徴があるのは、今回の情報を得た海外のウキペディアを見る前から、このコウガイビルの大きな特徴の一つであると感じていた。

さて、このBipalium Adventitiumは、何処から来たのであろうか?ウキペディアにはアジアとだけ書いてあったが、日本にいるものも移入種なのであろうか?もし、移入種だとしたら、まだまだ人目に付きにくい種なのかもしれない。

ただ、アメリカの拡がりが、北部に偏っているところも気になる。自由に車で移動が出来るアメリカ……南にも西にも拡がって良い気がするのだが……