スズメノテッポウ

土曜日に、近所の谷津田を散策した際に写真に収めていた。

この植物を見て、いつも感じるのは、スズメノヤリ(スズメの槍)といった名前の方がしっくり来るのになということである。何処をどう見れば、スズメノテッポウ(スズメの鉄砲)の鉄砲になるのか、いまいち分からないのである。そもそも、昔の人のイメージする鉄砲って、ライフルみたいなものなのか、小型の拳銃みたいなものも含まれるのか、その辺にも鍵は有りそうな気がするが。

とにかく、この植物の名前は、スズメノテッポウであり、実際のところ、スズメノヤリという植物は別に存在するのである。その本物のスズメノヤリは、私には、スズメノコガタナ(雀の小刀)とかスズメノワキザシ(雀の脇差)とかの名前の方が、しっくり来るのである。

他に雀が名前に付く植物を思い出してみると、スズメノカタビラ(雀の帷子)が直ぐに思い浮かぶが、植物の名前の前に雀が冠される際の共通点を、今後見出して行ければなと思う。イヌやカラスほど、単純で無い気がする。

先ずは目を閉じて、昔の人達の気持ちになる事から始めてみよう。

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追記

写真を見返してみて、穂の下の方に白い萼の粒々が見える気がする。もしかしたら、すごく似ていると言われるセトガヤの可能性もある。また、見に行こうと思う。今度は、子供たちも連れて。

あと、スズメノテッポウの茎を使って草笛が作れるとのことである。こちらにも興味が有る。

アオゴミムシ

最近、家の近所を散策中に、この緑の光沢のあるゴミムシをチョコチョコ見ていた。見ていたと言っても、自然に何もしなくて出逢える確率は低く、自然下で、石や木をひっくり返すと、咄嗟に逃げ惑うこの甲虫が目に入るという塩梅である。

ただ、逃げ足も隠れる感覚もとても優れていて、なかなか写真に撮ることは出来ていなかった。

そこで、今回は、勇気を持って素手で捕まえてみた。段々とゴミムシの仲間の出す匂いが危険な匂いでは無いと確証を持ち始めていたことと、噛まれても、それほどの傷を負うことも無さそうだし、もちろん有毒成分を持っていないという前知識を踏まえての自己責任による決断だった。

名前は、アオゴミムシ。写真に撮ると、背胸部の色合いが、黄色や赤みがかった光沢色に映るが、素早く動き回っている時には、綺麗な緑の光沢のある甲虫に見えると言って良いのではと思う。

流石に、これだけ素手の指と密接させれば、匂い成分もバッチリ指に残るが、最近、私が、この手の甲虫の出す匂い成分が悪臭なのか?という原点に目を向け始めている。

所謂、病院(現代では歯医者なんか?で)で漂う匂いだが、私は、この匂いには慣れてしまっているのか、悪臭には思わない。ましてや、虫一匹が出す量などは、人為的な環境で放出される量よりはずっと少なく一時的なものである。

光の加減で微妙に変化がある金属光沢を持った綺麗な虫のひとつだと思う。是非是非、近所の自然下の石や木をひっくり返して、見つけて欲しい昆虫である。

トウダイグサ

昨日午前中の近所の谷津田散策で見つけていた。

名前は、トウダイグサ。漢字で書くと、灯台草か。昔の灯り取りの燭台みたいなものに似てるところから名前は付けられているらしい。

全草に、ユーフォルビンという有毒成分が含まれていて、誤食すると、嘔吐や下痢に見舞われるとのことである。