先ほど、休憩中の車中から見える範囲の葉の上に、小さな蛾みたいのが止まっているのが見えた。
降りて、慎重に近付き、写真に収める。
調べると直ぐにマドガ科のマドガという種と分かる。
マドガの名の由来は、写真が不鮮明で申し訳ないが、黒っぽい色の翅の中に散りばめられて存在する白い部分が半透明であり、窓みたいなイメージになるからとのことである。
現場では、その知識を事前に持っていなかった事もあり、その窓の所以に気がつく事は出来なかった。
大体開張サイズで、18ミリぐらいとのことだが、私が見たものは、開張サイズで20ミリ以上あったような気もする。
幼虫の食草は、ボタンヅルという事だが、この事実を知ってピント来た。というのも、この駐車場はよく利用するので、その蛾を発見した場所から7、8メートルの所に、ボタンヅルなのか仙人草なのか、とにかく得体の知れない蔓植物が生えているのは、前々から気になっていた。
でも、そもそもボタンヅルって、身近に生えているものなのか。
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同じ日の追記。
マドガの大きさが気になって、写真に写っているのと同じ葉を探しに、現場に戻ってみた。葉に定規を充てて、その写真に写っている蛾のサイズを割り出そうと考えたからである。
しかし、無数にある葉のうちから、同じものを見つけ出すのは不可能である事に気が付いた。
すると先程と同じ個体か分からないが、まだ、この葉の植物の近くに止まるマダラガを発見。確かに、飛翔している時はとても小さく見える。また、のんびりした飛び方なので、飛翔中にも、ある程度の紋様や形状を確認出来る。
そこで、気が付いた。このツル植物が、ボタンヅルなのではないかと。実際のところ、葉の形を見ると、同じキンポウゲ科のセンニンソウのような気がする。
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