コジャノメ 成虫

近隣の雑木林で、ひと月ぐらい前から目にする焦げ茶色の蝶である。

名前は、コジャノメ。似た種類にヒメジャノメという仲間も居るが、そちらは、もうちょっと明るい色合いで、住んでる場所も、もうちょっと明るい環境である。

因みに、ヒメウラナミジャノメという似た感じの蝶もいて、今年も4月に、我家の裏庭に産卵に来ているのを目撃している。

どれも、幼虫の食草は、ササ類やイネ科植物なのだが、成虫の食餌は、もうちょっと嗜好がある気がする。ヒメウラナミジャノメの成虫は、花の蜜。ヒメジャノメは、腐果、獣糞。本種、コジャノメは、獣糞や腐果にコナラやクヌギの樹液も🆗。

この点から考えて、我家の庭でコジャノメを見かけないのは、日照条件も有るだろうが、餌となる樹液がないのかもしれない。近所で、発酵臭ぷんぷんのクヌギやコナラの存在には、私は気が付いていない。

そして、確かにと思うのは、サトキマダラヒカゲみたいに樹液を吸汁している瞬間には出会わないが、樹液の出ている木の周りには個体数は明らかに多いと感じる。

ヨツボシオオキスイ

近隣の雑木林でクヌギかコナラか覚えてないが、良い感じで樹液が滲み出ている木があった。

サトキマダラヒカゲのペアが樹液の周りを飛び回っている。

近づいてみると、小さな昆虫達が色々と集まっている。真先に目に飛び込んできたのは、樹液でよく見るヨツボシケシキスイだが、目を凝らすと、下の写真のような小さな甲虫もいた。

大きさは15ミリぐらい。直ぐに名前は、ヨツボシオオキスイと判明。

ただ、この木と同化した目立たなさは、樹液の争奪戦になった時に、有利に働くみたいである。というのも、大きなカブトムシに、カナブンやクワガタが足蹴にされる中、この小さなヨツボシオオキスイは、ちゃっかりと気配を消して、樹液争奪戦の場に居続けれるというのである。

樹液に集まる虫の名前をひとつ覚えた。

オオヒラタシデムシ  Eusilpha japonica

近隣の公園で見つけた。直ぐに、シデムシの仲間ということは分かったが、果たして、正式名称はどんな名前なのであろう?

大きさは、お尻の方の出っ張りも含めて体長(触角は含めない)は、30ミリ弱あったと思う。

名前は、おそらくオオヒラタシデムシであると思われる。極々普通に見られるシデムシとの事である。

シデムシを漢字で書くと、死出虫。動物や昆虫などの死体を食べる昆虫の事である。

飛翔出来るグループと飛翔出来ないグループとがいるようである。

このお尻の出っ張りが気になり調べるのだが、どうしてもハッキリとした解説には辿り着けなかった。そのうち、分かるかな。