クロシタアオイラガ 成虫

昨晩、家の外灯下に見慣れない蛾と思しき昆虫が止まっていた。

もしかして、これがイラガの仲間かとピンときたが、写真を基に調べたところ、クロシタアオイラガという種である事が分かった。

もう一枚、違う角度からの写真を以下に。

そして、ちょっと不安がよぎった。というのは、我家の庭にいるイラガの幼虫として、過去に、イラガキマダラテングイラガアカイラガタイワンイラガの投稿をしているが、クロシタアオイラガの幼虫は、私がクロシタアオイラガの幼虫として認識しているものと同じであるなら、庭ではまだ見かけてないイラガの幼虫になる。

この事から、もしかして、このクロシタアオイラガの幼虫と、ヒロヘリアオイラガの幼虫を取り違えてないかという不安である。

さて、このクロシタアオイラガの幼虫の食草は、他のイラガ同様に多岐に渡っている。

また、幼虫の色彩に変異が多いとの事である。

ここは、今後、更なるイラガ類の成虫に出会って、庭で過去に見つけてるイラガ類の幼虫と、確実に結びつけて行きたく思う。

先ずは、ヒロヘリアオイラガの成虫よ……現れたまえ。

モンシロルリノメイガ 成虫 タイトル改め……モンキクロノメイガ

先ほど、家の外灯に集まる蛾の写真を撮ろうと赴くと、以下の写真の蛾が目に入った。

開張サイズで、25ミリを少し超えるぐらいだったと思う。最近、似たような蛾で、モンキクロノメイガという蛾に近所で出会っていたが、一瞬、その時と同じモンキクロノメイガではないのかなとも思った。

しかし、今回の蛾は、明らかに紋のところが白く、光の当たり方によっては、所々が瑠璃色に反射しているのである。

この事から、これがモンシロルリノメイガなのかと合点がいった次第である。

そして、個体差は考慮に入れないとすると、こないだのクロモンキノメイガより、このモンシロルリノメイガの方が、少し大きいような印象を受けた。

幼虫の食草は、ウツギとの事だが、我家の庭にウツギの類があったかなぁと考える。

このモンシロルリノメイガ……何処から来たんだろうとの疑問が残る。

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2022年8月6日追記

この投稿の蛾は、モンキクロノメイガだと思うに至った。

モンシロルリノメイガの種名から産まれそうなモンシロ(紋白)やルリ(瑠璃)の先入観に囚われない方が良い蛾なんじゃないかなと感じる。

セマダラコガネ Anomala orientalis

先ほど、家の外灯下に集まって来ている昆虫を見に行ったら、地面を動く凄く小さな甲虫が目に入った。

写真は拡大してしまっていて、大きさを掴みづらいと思うが、体長1センチ程度の凄く小さなコガネムシだった。

名前は、セマダラコガネ。触角が目立ったので、最初はヒゲナガコガネ亜科を当たり、見つけれず、次にスジコガネ亜科を当たって、この種に行き着くことができた。

日本でも近年、幼虫の芝生への被害が注目され始めたが、このコガネムシは、意図せずに移入してしまったアメリカの地で、日本よりも遥かに害虫として認識されているようである。

因みに、セマダラコガネよりも少し前にアメリカ合衆国へと移入していたマメコガネは、アメリカではJapanese beatleと呼ばれており、本種セマダラコガネは、Oriental beatle、その後に移入してしまったアカビロードコガネが、Asiatic garden beatleと呼ばれ、この日本由来の3種は、その後も、アメリカでは、害虫として頭痛の種になっているようである。

おそらく、上の写真の個体も、我家の庭の芝生エリア生まれだと思うが、同じ芝生エリアから春先に、結構な数のアカビロードコガネが誕生してきたことを思い出すと、我家の庭での勢力は弱い気がする。

というか、初めて、この凄く小さなコガネムシの存在に気付いたというのが本当のところである。