セマダラコガネ Anomala orientalis

先ほど、家の外灯下に集まって来ている昆虫を見に行ったら、地面を動く凄く小さな甲虫が目に入った。

写真は拡大してしまっていて、大きさを掴みづらいと思うが、体長1センチ程度の凄く小さなコガネムシだった。

名前は、セマダラコガネ。触角が目立ったので、最初はヒゲナガコガネ亜科を当たり、見つけれず、次にスジコガネ亜科を当たって、この種に行き着くことができた。

日本でも近年、幼虫の芝生への被害が注目され始めたが、このコガネムシは、意図せずに移入してしまったアメリカの地で、日本よりも遥かに害虫として認識されているようである。

因みに、セマダラコガネよりも少し前にアメリカ合衆国へと移入していたマメコガネは、アメリカではJapanese beatleと呼ばれており、本種セマダラコガネは、Oriental beatle、その後に移入してしまったアカビロードコガネが、Asiatic garden beatleと呼ばれ、この日本由来の3種は、その後も、アメリカでは、害虫として頭痛の種になっているようである。

おそらく、上の写真の個体も、我家の庭の芝生エリア生まれだと思うが、同じ芝生エリアから春先に、結構な数のアカビロードコガネが誕生してきたことを思い出すと、我家の庭での勢力は弱い気がする。

というか、初めて、この凄く小さなコガネムシの存在に気付いたというのが本当のところである。

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