数日前に近隣の雑木林で見つけ写真に撮っていた。生垣の間に入り込み、暗くボケた写真しか撮れなかったのが残念である。
名前はウラベニエダシャク。サイズは小さく開張で25ミリ強だったと覚えている。
直ぐにシャクガの仲間であるとは分かったのだが、種を特定して行くに当たり、この小さなサイズが仇となった。というのは、先ずナミシャク亜科を当たってみたが、それらしき種に出会えず、次にヒメシャク亜科を当たってみたが、ここでもそれらしき種に巡り合わなかった。そして、大きさ的にエダシャク亜科をチェックすることはなかった。
しかし、先ほど偶然、エダシャク亜科の蛾の成虫達の画像をチェックしていると、この蛾と殆ど同じ容姿の蛾を見つける事が出来たのであった。
ここで思った……ヒメシャク、ナミシャク、エダシャクの違いはサイズではないのか?と。
さて、このウラベニエダシャクの幼虫の食草は、スイカズラ科のスイカズラやヒョウタンボクであると知った。そして、このウラベニエダシャクが逃げ込んだ生垣の中に、ポツリポツリと小さな赤い身を付ける葉の小さな低木が刈り込まれている事に、最近気が付いていたのである。
もしかすると、これがヒョウタンボクの可能性はないかと思い始めた。今度、ちゃんと確認してみようと思う。
このウラベニエダシャク……宮城県のレッドリストで、準絶滅危惧種に指定されているようである。
名前のウラベニの由来は、パッと調べただけでは分からなかった。