数日前に、ふと大きなカタツムリが捕まえてみたくなり、歩いていけるところにあるカタツムリ・スポットにてくてく歩いて行った事があった。
夜中の12時にである。
途中、大きな照明がある場所に立ち寄ったのだが、何種類かの蛾が地面近くにも寄って来ていた。
その中のひとつが以下の蛾である。
なんとなく蛾にも詳しくなって来ているのか、ツトガ科のノメイガ亜科の蛾であろうとの予測が直ぐに立てれるまでになって来ている。
帰宅後、直ぐにノメイガ亜科を当たると、コブノメイガとフチムラサキノメイガが臭いと、自分なりに種を絞る事が出来た。
そして、コブノメイガの特徴である翅の前縁真ん中あたりにある事が多い瘤のような小さな膨らみが見て取れない事から、フチムラサキノメイガかなと断定してみた。
大きさは、あんまりハッキリと覚えていないのだが、皆の報告では前翅長が、12ミリぐらいの蛾らしい。そんなに小さかったんだと思う。
フチムラサキノメイガの幼虫の食草は未知と書かれている記事が多かったが、ミゾソバと書かれている方も居た。ミゾソバと言えば、水田周りに秋に清楚に趣深い花を咲かせる植物であると昨年認識した植物である。
このフチムラサキノメイガのの写真を撮った場所は、まさに丘陵地であり、ミゾソバが生えそうな水田地帯までは、800メートルぐらいはあると思う。
すると、その辺りから遠路はるばる移動して来たのか、発見場所の近くの他の植物に寄生しているのか……勿論、私が気が付いてないだけで、水田周り以外の意外とすぐ側にミゾソバが生えているのか等、気が向いたら、今後観察を続けて行きたいと思う。
その日の本来の目的であった大型のカタツムリを見つけるという目論見は、ヒダリマキマイマイを筆頭に3種類ぐらいの大型のカタツムリをそれなりに見つけることが出来た。
最後に、このフチムラサキノメイガは、滋賀県が、都道県毎の独自のレッドデータで要注目種に、大阪府が準絶滅危惧種に指定している。