モモノゴマダラノメイガ 成虫

昨日、近隣の雑木林の林縁で見かけた。

直ぐにノメイガ亜科に属する蛾であろうとは推測できたが、モモノゴマダラノメイガなのではと思う。

モモノゴマダラノメイガか、マツノゴマダラノメイガ(この2種は元々は同種に扱われていた)かで迷ったが、黒点のクッキリ感とかから、モモノゴマダラノメイガに同定してみた。

このモモノゴマダラノメイガの幼虫の食草は多岐に渡っていて、栗の実なんかも食害するようで、栗を筆頭にした果樹の害虫としても認識されているようである。

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2021年5月10日追記

昨晩、我家の外灯下にも来ていて、鮮明な写真が撮れたのでアップする。

ヒガシニホントカゲ

今朝のことだが、出勤しようと玄関の扉を開けると、目の前を所謂、尻尾の青いトカゲがまさに移動中であった。

朝の忙しい時間帯であったので、一旦はトカゲを無視して車に乗り込もうとしたが、近隣でトカゲにはそんなに出会えない事もあり、振り返り戻り、恐る恐るトカゲの写真を撮ってみた。

ただシャッターを切った殆どの写真にはトカゲらしき物体は写っておらず、かろうじて、以下の写真がトカゲの身体の一部を写していると思われる。

投稿に使うには、あまりに酷過ぎる写真だが、我が家の庭でトカゲに出会えた感動の投稿をしようと思った時に、手頃な写真が無かっただけと捉えて頂ければなと思う。

庭でトカゲの幼体が繁殖していることも知れたので、ゆくゆく鮮明な写真が撮れたなら、差し替えさせて頂こうと考える。

さて、このヒガシニホントカゲ(2012年に東日本に生息するニホントカゲは、ヒガシニホントカゲとして別種扱いになっている)は、小さい頃から馴染みのある爬虫類であった。

関東の比較的(かなり?)都市部で育った幼少時代に、学校の校庭や他人の家の庭等で見かける事ができた。この時代は、トカゲと言えば、このヒガシニホントカゲであり、カナヘビやヤモリなどは逆に見た覚えがない。

その後、引越しを経て成人まで育った九州の地では、逆にカナヘビとヤモリはうざる程出会えたが、トカゲの思い出は、殆ど蘇って来ない。(ただ出会ってはいるが、記憶が蘇って来ないだけだとは思う。)

そして、現在住んでいる茨城県南部では、局所的に、このトカゲ(ヒガシニホントカゲ)に出会える。ニホンカナヘビ、500匹に対して、ヒガシニホントカゲ1匹ぐらいの遭遇確率だと思う。実際のところ、近隣で、至る所でカナヘビには出会えるが、私の知るヒガシニホントカゲの繁殖場所は、今のところ5本の指で数えれてしまうぐらいである。カナヘビと比べると、それぐらい出会わないということである。

では、我が家の庭のヒガシニホントカゲはと言うと、移入種だと思う。たまたま歩いてすぐ近くにある小学校の敷地内で見かけたものをなんとか捕まえて、庭の一画に放したものである。厳密には、放したといういうより、逃げようと暴れまくる個体がその一画に落下したという方が正解だと思う。2年前のことだったと思う。

捕獲時に小学校には、その時、大きく筋骨隆々の2匹が居たのだが、番いと思われる2匹を一緒に捕まえたかったものの、どうしても1匹は捕まえられなかった。その後、繁殖も考え庭に放す目的で、ヒガシニホントカゲを見つけたいなとは思っていたのだが、カナヘビと違ってなかなか出会えないのがこのヒガシニホントカゲなのである。近所の子供達には、1匹500円で買うとまで言ってまわっていたのだが、子供たちも見かけはするが、捕まえる迄には至れないようであった。

そして、昨年、子供達と庭の生き物を観察しようと、大きな石を退けたところ、グルグルになった巨大なミミズを発見と思い、子供達と眺めていたら、突然、そのミミズと思っていた物体が、空中へとジャンプしたのである。一同、後ろにのけ反りながらビックリしたが、同時に、その得体の知れない生物が、冬眠中のトカゲであると、私は悟った。そして、大きさや発見場所から、昨年リリースした個体と同一個体と判断した。

同時に、リーリス個体が我が家の庭でも餌にありつき冬を越せる事と、思いの外、リリース場所から移動していない(3メートル圏内)という事実も垣間見ることができた。

そして、本日、おそらくその個体の子孫(最初にリリースした個体は、交尾済みのメスだったのかな)を、これまた最初の個体のリリース場所から3メートルも離れてない場所で目撃出来た。

庭に定住させようと試みても、繁殖活動をしないニホンアマガエルや安定して歴代繁殖していけないカナヘビと違って、今のところ、我が家の庭に定着の一歩を踏み出してくれているヒガシニホントカゲ。

この尻尾が青くとても可愛い爬虫類の、今後の我が家の庭での生態を観察し続けていければなと思う。