最近、近隣の小川沿いの土手道で発見。
この場所では、成長の度合いが違う似た雰囲気の幼虫を見つけた。
先ずは、小さい方から。
半分オレンジ色の4つの紋が印象に残る。
続いて、大きさ5センチ以上の終齢幼虫に近いステージの幼虫の写真をアップロードしてみる。
半径数メートル以内だが別々の植物に齧り付いていた事もあり、また、紋様の雰囲気も若干違っていて、別種と思いたくなったが、どちらも成長のステージが違うナカグロクチバの幼虫だと思う。
このナカグロクチバの幼虫の食草として、タデ科のイヌタデやトウダイグサ科のエノキグサ他多数が知られているが、この幼虫達が居た辺りでは、大きく育ったエノキグサが沢山生えていた。
ところで、このヤガ科シタバガ亜科に属するナカグロクチバという蛾も、本来は南方系の蛾であり、温暖化に伴い生息域を北上させている蛾とのことである。
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2020年10月23日追記
上のナカグロクチバの幼虫を目撃できる一帯は、とても小さな河川沿いなのだが、沿線を全て下流から上流まで調べ尽くしていないが、少なくとも小川に沿って2キロぐらいは、この幼虫は結構目にする事ができる。
だが、では成虫はと言うと、今のところ出会えないでいた。
しかし、投稿まで少し時間が立ってしまったが、約10日ほど前に出会うことが出来た。直ぐに、ナカグロクチバの成虫だという事は、前知識から分かった。
ただ、場所が上の幼虫発見エリアと程遠い住宅地の中にあるホームセンターの敷地であった。
クチバの仲間は概してそうだが、前翅長2,5センチ以上の大きめの蛾であった。