クロスジフユエダシャク 成虫

本日、お昼時に休憩に選んだ場所の近くで、沢山飛んでいた。

雑木林の落ち葉(クヌギとコナラがメイン)の上をザクザクと歩くと至る所で飛翔が始まるといった感じであった。

落ち葉の中から一度飛び立つと、中々地面に降り立ってくれないが、なんとか地上に静止した個体を写した写真が上のものである。

大きさは、前翅長で15ミリ強といったところである。ただ、飛翔している個体の残像から、少し大きめのものも居ることは分かり、サイズにはばらつきが有るのは感じた。

本日は、日中は本当に暖かかったが、冬到来のこの季節に沢山飛んでいる蛾ということで気にはなった。

調べたところ、今の時期に出現するフユシャクの仲間で、クロスジフユエダシャクという種であろうと思う。

フユシャクの仲間は、メスの外見的形状に特徴があり、メスには殆ど翅と呼べるようなものは存在しなく、とても一般的な蛾の外見とはかけ離れているのである。そして、メスは飛翔できないとのことである。

そこから類推して、上の写真の個体は、クロスジフユエダシャクの雄ということになる。

幼虫の食草は、ブナ科のコナラやクヌギやクリ等の葉とのことである。まさに、本日、この蛾が沢山飛翔していた場所は、クヌギやコナラの落葉がフカフカに積もっていた一帯である。

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