キバネアシブトマキバサシガメ

最近、近隣の田園地帯を散歩中に発見。アスファルトの道路上を忙しなく歩いていた。運の良いことに、ポケットにプリンカップがあったので、すかさず蓋を使いプリンカップの中に捕獲してみた。

とにかく、よく動き回り、写真がピンボケのものしか撮れなかったが、かなり特徴的な出立ちの昆虫である。大きさは、1センチちょっとといったところでは無かったであろうか。

調べたところ、名前は、キバネアシブトマキバサシガメと分かった。

比較的珍しい昆虫のようで、千葉県と大分県が独自に、絶滅危惧Ⅰ類に、和歌山県が準絶滅危惧種に指定している。

翅が退化していて、飛べないサシガメのようである。

モモブトトビイロサシガメ? 幼虫 成虫

最近、近隣の田園地帯を散歩中に、この昆虫に出会った。田んぼ脇に無造作に捨てられた段ボールの下に居た。

家で写真を見返したところ、前脚の腿節の太さが気になった。この特徴を持っている昆虫を探していたところ、トビイロサシガメの仲間に行き着いた。

そして、正直なところ、トビイロサシガメ科のどの種なのかはハッキリと同定出来ないが、前脚の腿の部分の太さは、かなり際立っている気がしたので、差し当たって、モモブトトビイロサシガメ?というタイトルで紹介させてもらった。大きさは、15ミリ弱ぐらいあったと思う。

このトビイロサシガメの仲間は、長翅型や短翅型や種の中でも2つのタイプが存在する事が多いらしいが、上の写真の個体は幼体であり、まだ翅が完成されていない状態だと推測したが、どうなんであろう?

目下のところ、近隣の田園地帯の障害物の下や草むらでは、夏場には殆ど見かけないようなカメムシの仲間に結構遭遇できる気がする。

このモモブトトビイロサシガメと思しき個体もそのうちの一種である。

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2021年3月25日追記

モモブトトビイロサシガメの成体と思しき個体を見つけたので、投稿する事にする。

大きさは、15ミリ弱あった気がする。まだ終齢の幼虫なのか、短翅型の個体なのかは、今の私の知識では分からない。

ルリクチブトカメムシ 成虫

最近、初めて、このカメムシと出会った。

とにかく、青緑の金属光沢が綺麗で、一瞬見ただけでカメムシの仲間と分かったので、なんとか写真に撮ろうとしゃがんだ瞬間、このカメムシは葉裏に隠れるのと同時に草むらへと消えてしまった。

急いで、芽生え始めの辺りの草を掻き分け見つけ出し、プリンカップに入れて撮ったのが上の写真である。

名前は、直ぐにルリクチブトカメムシと判明。大きさは、とても小さく8ミリぐらいしかない。

そして、このルリクチブトカメムシの習性を調べていて興味を持ったのは、肉食性のカメムシという事で、畑周りの蛾の幼虫等の小昆虫を捕まえ体液を吸汁して生活しているタイプという事である。

この手のカメムシとしては、ルリクチブトカメムシより全然大きいシロヘリクチブトカメムシという種も知っていて、このルリクチブトカメムシを見つけた場所からさほど遠くないエリアで多数見かけることができる。

ただ、このルリクチブトカメムシの方は、見かけたのは初めてだし、ずっと数が少ないのかもしれない。全国都道府県毎のレッドデータでは、千葉県が絶滅危惧Ⅱ類に指定している。