最近、近隣の田んぼ脇の湿地みたいな場所で見かけた。板の下に居た。
大きさは、蜘蛛としては中ぐらいというか体長で1センチないぐらいだったと思う。
特徴としては、かなりの艶のある外観と丸い腹部である。最初、コケグモ科が思い当たったが、見つけた環境は、どうもコケグモ科が見つかるような環境ではない。
少し方向に困っていたところ、ワシグモ科なる科があることを知り、かなり似たような写真を見つける事ができた。
そして、サイズと光沢感があるという特徴を照らし合わせると、チャクロワシグモという種に近いのかなと思った。
ただ、同時に気がついた事に、ネット上では、ワシグモ科の蜘蛛の情報は思いの外少ないと感じた事であった。昆虫は、科や種によっては、想像以上にデータが少ない分野がある事に気がつく。
さて、このワシグモ科の蜘蛛は、地表徘徊性の習性を持つ蜘蛛という事だが、確かに見かけた場所は、一面平らで蜘蛛の巣を張れるような構造物はない場所であった。