ケブカチビナミシャク? 成虫 訂正してハラアカウスアオナミシャク Chloroclystis obscura (West, 1929)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長で8ミリぐらいの小さな蛾である。この小ささで、こんな感じに翅を横に全開に広げてペッタリ止まる蛾と言ったら、自分の中ではシャクガなのかと思い、調べたところ、ナミシャク亜科のケブカチビナミシャクが似ているなと思った。

今回の写真で紛らわしいのは、この個体の腹部の色である。これは、自然界でのサバイバル生活の中で禿げてしまってツルツルになっているのであり、本来は翅と同じような毛が生えていたものと思われる。

幼虫の食草は、センニンソウの蕾やタラノキの花とかの情報がネット上では複数見つけられたが、一応、どちらの植物も近所には生えている。

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以下は2024年6月5日追記

この蛾は、腹部の毛が綺麗に抜けてしまったケブカチビナミシャクではなく、ハラアカウスアオナミシャクではないかなと思う。ゆえに、一部訂正を加えた。

たまに見かける蛾の気がするので、もっと大きく鮮明な写真が撮れた暁には、再投稿してみようと思う。

ウンモンツマキリアツバ 成虫

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長で2センチ弱ぐらいだったと思う。調べたところ、ウンモンツマキリアツバとムラサキツマキリアツバの2種が候補に上がったが、他の方々も、この2種の違いを見極めるのには苦労されている姿が伝わってきた。

私が、上の写真の個体をウンモンツマキリアツバとした理由があるとすると、紋様がくっきりしているのがムラサキツマキリアツバで、ぼんやりしているのがウンモンツマキリアツバとの情報である。

上の写真の個体の上部の方の雰囲気は、決してくっきりしていないように見える。

さて、このウンモンツマキリアツバの幼虫の食草は、モクセイ科のイボタノキとの事である。まぁ、きっとモクセイ科の植物なら行ける口なんだとは思うが。

一方、ムラサキツマキリアツバの幼虫の食草は、スイカズラ科のスイカズラやヒョウタンボクとの事である。

フタオビキヨトウ 成虫

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長で2センチぐらいだった。調べたところ、名前は、フタオビキヨトウではないかと思っている。

類似種に、ミヤマフタオビキヨトウやナガフタオビキヨトウが居て、見た目的に凄い大きな違いはないのだが、厳密に見ていくと、フタオビキヨトウが近いのかなといった感じである。

ところで、このフタオビキヨトウの類に共通しているのは、幼虫の食草であり、湿地に生えそうなオギやヨシやガマに依存して育つようである。

ということは、明らかに我家の庭で誕生している蛾ではない。そうした湿性植物が生えている谷地の端までは、家から4、5百メートルは離れているのではないだろうか。