コスズメ 成虫

我家の外灯下に先ほど来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長で2センチちょっとぐらい。スズメガの仲間としては小さい方だと思うが、種名はコスズメ。

幼虫の食草は、ブドウ科のヤブガラシやノブドウとの事である。

似た外見の種に、キスズメがいるが、上の写真の個体は、コスズメで合っていると思う。

ウラジロアツバ? 成虫

昨晩、我家から車で5分ぐらいの場所にある外灯下で、見かけて写真に撮っていた。

既投稿種の可能性もあったが、一応、写真には撮っていた。そして、未投稿である事が分かったので、投稿する事にする。

大きさは、前翅長13ミリぐらいだったと思う。雰囲気からヤガ科クルマアツバ亜科の気がするが、実際のところクルマアツバ亜科のウラジロアツバが、外見的に一番近いと結論付けた。

幼虫の食草は、知られていないとの事である。(田んぼの近くの外灯に来ていたのが気になる。)

エゾカギバ 成虫 標高1200メートル 福島県

この蛾は、近隣近所で見た蛾ではないが、敢えて、近隣近所の身近な蛾達の比較の意味合いも込めて投稿してみようと思う。

大きさは、前翅長15ミリぐらいだった。随分、標高の高い所にも見覚えのある蛾がいるもんだと思い、一応、写真に撮っていた。

見覚えのある蛾というのは、ヤマトカギバの事であり、近隣の雑木林の林縁で、まぁまぁ見かける蛾である。ただ、そう考えると、殆ど標高のない我家の近くから標高1200メートル辺りまでと、生息域に幅があり過ぎる気もするというのが正直なところであった。

という事で、もう一度調べると、殆どそっくりな外見で、エゾカギバという山地性の蛾がいる事を突き止めた。

2種の違いは、翅を裏から見た時に前縁に紋様があるか否かと、エゾカギバの方が全体の翅色が暗めというぐらいである。あとは、前翅の内横線と外横線の間が無紋かへの字状の実線になるという点である。(ヤマトカギバは、この場所に二つの分かれた点が現れるようである。)

この事実を基に、上の写真を見返すと、確かに私が知るヤマトカギバよりは、暗い色をしている気がするし、への字状の実線がある。

エゾカギバなのかなと思いたい。

さて、エゾカギバの幼虫の食草は、ブナ科のブナ、ミズナラ、カバノキ科のダケカンバ等との事である。

ちなみに、学名は、Nordstromia griseariaであり、極東ロシアや中国にも生息しているとの事である。一方、ヤマトカギバの学名は、Nordstromia japonica であり、日本と対馬、中国に棲息しているようである。やはり、2種とも誕生は中国と考えるべきであろうか。