ホソバハラアカアオシャク? Chlorissa anadema (Prout, 1930)

最近、近隣で、この蛾を見かけて写真に撮っていた。

大きさは、前翅長12ミリぐらいだった。

上の写真の個体が、湿った地際にいたため、流石に寝そべるわけにもいかず、どうしてもピントを合わせることが出来なかった。

さて、種名はと言うと、ホソバハラアカアオシャクとして皆様が投稿している蛾の画像が近い気がするのだが……

どこが近いかと言うと、

○ 白い横線に密接して薄茶色っぽいラインが見えるところ。

○ 上翅の外横線が後縁の方は繋がった白線であるが、前縁に向けて昇る中で、白い点になっているところ。

○ あとは、もうなんとなくシルエットや雰囲気。

さて、以下は、ホソバハラアカアオシャクを前提に、書いていくと、幼虫の食草は、結構何でも食べれる系と解釈した。

分布域の方は、国内は、北海道から九州を経て南西諸島まで。海外に関しては、韓国とロシア沿海州から目撃報告が上がっている。当然、その間にある北朝鮮にも生息しているものと思われる。

オオチャイロナガカメムシ Neolethaeus assamensis (Distant, 1901) 2

ここ10日ぐらい、我家の外灯下に来ているカメムシのひとつである。

大きさは、どの個体も、体長9ミリぐらいであろうか。

過去にも、一度投稿済みであるが、今回は、まともな写真が撮れたと思うので、再投稿しようと思った。

上の、写真は、薄い紋(小点)が各所に写っていたり、茶色っぽい色合いも感じ取れるが、現場での肉眼では、紋様の見えない黒いカメムシにしか見えないと思う。そして、これは、写真にとっても同じで、真っ黒いカメムシに写ることが殆どである。光の当て方によって、紋や色合いが浮き出る瞬間があって、そんな瞬間を捉えれたのが、上の写真である。きっと、昼間に出会っていれば、見え方も違うんだと思われる。

さて、このカメムシの生息分布は、国内は、本州以南……九州辺りまで。海外は、韓国(済州島含む)、台湾、中国東部、遠くは、インド北部辺りから生息報告が上がっているようである。

我家の外灯下では、最近、毎晩、複数匹が飛来して来ているが、どこから飛んで来てるかは、現時点では掴めていない。ヤシャブシ、ヒサカキ、ハマヒサカキに集まるとの紹介も目にしたが、我家の場合は、何であろうと考えてしまう。ヒサカキ……近くにあったであろうか。

ガロアケシカミキリ Exocentrus galloisi (Matsushita,1933.)

昨晩、我家の外灯下に来ていたカミキリである。

肉眼では、触角が長めの甲虫にしか捉えられていなかったが、スマホカメラのファインダー越しに映る像を見ていたら、カミキリであると気が付いた。そして、なんとか、この極小のカミキリをカメラに収めたいと祈りながらシャッターを切ったが、一応、まぁまぁ使えそうな写真が撮れたと思う。

大きさは、体長3-4ミリぐらい。

調べたら、ガロアケシカミキリというらしいことが分かった。

各種紅葉樹の枯枝とかに普通にいるカミキリらしいが、3-4ミリは、カミキリとしては小さいと思う。

ところで、ガロアケシカミキリという種名の由来が気になった。調べても、容易くは答えに行き着けなかった。そもそも、種名を分解すると、ガロアで一区切り、ケシで一区切り、カミキリで一区切りのようである。

カミキリの区切りの説明は要らないとしても、ケシは、どうも芥子粒=とても小さい粒のケシから来ているようである。だが、ガロアは分からなかった。人の名前?

国内の生息分布は、北海道から九州まで。海外は、韓国での生息報告が上がっている。