オオチャイロナガカメムシ Neolethaeus assamensis (Distant, 1901) 2

ここ10日ぐらい、我家の外灯下に来ているカメムシのひとつである。

大きさは、どの個体も、体長9ミリぐらいであろうか。

過去にも、一度投稿済みであるが、今回は、まともな写真が撮れたと思うので、再投稿しようと思った。

上の、写真は、薄い紋(小点)が各所に写っていたり、茶色っぽい色合いも感じ取れるが、現場での肉眼では、紋様の見えない黒いカメムシにしか見えないと思う。そして、これは、写真にとっても同じで、真っ黒いカメムシに写ることが殆どである。光の当て方によって、紋や色合いが浮き出る瞬間があって、そんな瞬間を捉えれたのが、上の写真である。きっと、昼間に出会っていれば、見え方も違うんだと思われる。

さて、このカメムシの生息分布は、国内は、本州以南……九州辺りまで。海外は、韓国(済州島含む)、台湾、中国東部、遠くは、インド北部辺りから生息報告が上がっているようである。

我家の外灯下では、最近、毎晩、複数匹が飛来して来ているが、どこから飛んで来てるかは、現時点では掴めていない。ヤシャブシ、ヒサカキ、ハマヒサカキに集まるとの紹介も目にしたが、我家の場合は、何であろうと考えてしまう。ヒサカキ……近くにあったであろうか。

ガロアケシカミキリ Exocentrus galloisi (Matsushita,1933.)

昨晩、我家の外灯下に来ていたカミキリである。

肉眼では、触角が長めの甲虫にしか捉えられていなかったが、スマホカメラのファインダー越しに映る像を見ていたら、カミキリであると気が付いた。そして、なんとか、この極小のカミキリをカメラに収めたいと祈りながらシャッターを切ったが、一応、まぁまぁ使えそうな写真が撮れたと思う。

大きさは、体長3-4ミリぐらい。

調べたら、ガロアケシカミキリというらしいことが分かった。

各種紅葉樹の枯枝とかに普通にいるカミキリらしいが、3-4ミリは、カミキリとしては小さいと思う。

ところで、ガロアケシカミキリという種名の由来が気になった。調べても、容易くは答えに行き着けなかった。そもそも、種名を分解すると、ガロアで一区切り、ケシで一区切り、カミキリで一区切りのようである。

カミキリの区切りの説明は要らないとしても、ケシは、どうも芥子粒=とても小さい粒のケシから来ているようである。だが、ガロアは分からなかった。人の名前?

国内の生息分布は、北海道から九州まで。海外は、韓国での生息報告が上がっている。

ヒトツメヨコバイ Phlogotettix cyclops (Mulsant & Rey, 1855)

先ほど、我家の外灯下に来ていたヨコバイのひとつである。

大きさは、近くにいたリンゴマダラヨコバイ(一つ前に投稿)よりは小さく、体長4ミリぐらいだったと思う。

種名は、ヒトツメヨコバイ。頭部の真ん中にある黒い小紋を一つ目(ヒトツメ)に例えたものと推測する。

国内での生息分布は、北海道から九州を経て奄美大島辺りまで。海外の生息分布は、韓国と遠くヨーロッパのスロベニアかハンガリーの辺りからの報告が上がっている。