クロスカシトガリノメイガ 成虫  Cotachena alysoni (Whalley, 1961)2

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、開張で25ミリぐらいだったのではないかと思う。

種名は、クロスカシトガリノメイガ。シマメイガ亜科の蛾のように、前脚を立てて止まる傾向があると書かれていた方がいたが、私も同じような印象を持った。ただ、ノメイガ亜科の蛾達の中には、前脚を立て気味で止まっているような印象の蛾は、他にも幾つかいるとは思う。

2年前の7月25日にも投稿しているが、今回の方がより良い写真が撮れたと思うので、再投稿してみた。

幼虫の食草は、ニレ科のエノキ。

この蛾の生息分布は、国内は、本州以南……九州を経て、沖縄含む南西諸島諸島まで。海外の生息分布は、Cotachena (Moore, 1885)属という似た種の集まりで大きくみると、環太平洋の日本からオーストラリアの方までの半環地帯に生息している模様である。

トビマダラモンメイガ 成虫 Trichophysetis rufoterminalis (Christoph, 1881).

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長8ミリぐらいだが、止まり方もあるのか、小さく見えるノメイガとの印象。

調べたところ、種名は、トビマダラモンメイガ。

幼虫の食草は、アカネ科のスイカズラ(ヘクソカズラ)とのことである。

生息分布の方は、国内は、本州以南……九州を経て、沖縄含む南西諸島まで。海外の分布は、フタオビノメイガTrichophysetis cretacea(Butler, 1879)と分けて考えなければ、オーストラリア沿岸部やアフリカ大陸のモザンビークやジンバブエ辺りやカナリー諸島なんかからも報告が上がっているようである。また、動物地理区的区分のオセアニア区のニュージーランドからも生息報告が上がっているのは興味深い。何と共に移動していったのか気になる。

ホソオビキマルハキバガ 成虫 Cryptolechia malacobyrsa Meyrick, 1921

数日前に、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、この手のキバガの仲間にしては、大きい方で、前翅長10ミリ弱ぐらいはある。

種名は、ホソオビキマルハキバガだと思う。

初めての投稿だと思ったが、過去の投稿を確認したら、2年前の8月13日に投稿済みであることを知った。ただ、その時の写真より、少し大きく寄ってアップの写真が撮れたと思うので再投稿している。

幼虫の食草は、枯葉とのことである。

生息分布の方は、国内は、本州以南……九州を経て、南西諸島まで。海外の方は、韓国からの報告がある。