アオスジアオリンガ 雄 成虫 春型 Pseudoips prasinanus (Linnaeus, 1758)

先ほど、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長16ミリぐらい。

種名は、アオスジアオリンガ。この個体は、春型の雄である。

雌に関しては、アオスジアオリンガもアカスジアオリンガも、全体的に緑色の蛾である。

このアオスジアオリンガの方が、アカスジアオリンガよりも山地性との事だが、地球温暖化傾向の中、山地性のアオスジアオリンガが、我家の立地のような平地で見ることが出来る機会も、少しづつ減少してゆくのではと思ってしまう。

幼虫の食草は、ブナ科のコナラやクヌギ等である。

生息分布の方は、国内は、北海道から九州まで。海外の生息分布は、極東アジアの日本や朝鮮半島やロシア南東部よりも、ヨーロッパに広く強く分布している蛾である。ヨーロッパからロシアの中央平原を東に東に東進し、極東アジアまでやって来たのが分かるが、なぜ北米大陸にまでは進出していないのかが分からないでいる。幼虫の餌となるブナ科の樹木は、北米大陸にも沢山生えているはずである。

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