ベニヘリコケガ 成虫 Miltochrista miniata (Forster, 1771) or Miltochrista miniata rosaria (Butler, 1877)

数日前に、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

ハガタベニコケガとして投稿しそうになったが、最終確認で違うと気が付いた。最初に写真を見た時には、肩のふさ毛の辺りに横に並ぶ黒い小点があるように見えたが、よく見ると両端に2個見えるのみである。ふさ毛に隠れているようにも見えない。

大きさは、前翅長11ミリといったところであろうか。

種名は、ベニヘリコケガ。

言われてみれば、縁(ヘリ)の方が、紅というかオレンジ色になっているのが、よく分かる。

幼虫の食草は、種名の後半が示すように、地位類である。

生息分布の方は、国内は、北海道から屋久島辺りまで。海外の生息分布は、Miltochrista miniata (Forster, 1771) の学目を使うなら、寒帯を除くヨーロッパ全土からロシアの亜寒帯の平原を経て極東の日本の辺りまで続いている。動物地理学的な旧北区の亜寒帯/温帯ラインに生息しており、古い蛾なのが伺える。

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