クロホシカメムシ Pyrrhocoris sinuaticollis Reuter, 1885

最近、近隣で見かけて写真に撮っていたカメムシである。

大きさは、体長9ミリぐらい。

種名は、ホシカメムシ科のクロホシカメムシだと思うのだが、どうなのであろう?

類似種にフタモンホシカメムシという種が居て、過去に投稿済みであったので、フタモンホシカメムシの可能性も視野に入れたが、フタモンホシカメムシの腹部を見た時に、脚の付け根辺りが広く白いらしい。一方、クロホシカメムシの腹部を見ると、脚の基部のみが褐色のようである。

この情報を掴んだので、上の写真の個体を実際に捕まえて、腹部の方から写真を撮ったものが以下である。

どうみても、脚の付け根の腹部の辺りに、白い部分は見て取れない。この事から、上の写真の個体は、クロホシカメムシであろうと思う。

このクロホシカメムシは、イネやダイズを吸汁することも知られている。

生息分布の方は、国内は、本州以南…‥九州に生息しているようである。海外は、朝鮮半島にはいるようである。また中国の長江沿線の内陸部からの報告も一部あるようである。

コメントを残す