本日、時折小雨降る中、近所の里山を一人で散策。目的は、地元の昆虫や植物の写真を撮ること。
そんな中で、本日最大のヒット昆虫は、以下の1匹である。
顔の方にピントが合い、身体の方はピンボケになってしまったが、さてさて、このバッタの名前を知っている人は居るであろうか?
私は、最近、このバッタをネット上のバッタ類の図鑑で知る事になり、是非とも出逢ってみたいと思っていたので、フィールドで生体に出会えた瞬間には、思わず笑みがこぼれてしまった。
変な表現だが、おそらく意識的には生まれて初めて出会った気がする。このバッタの名前は、ショウリョウバッタモドキ。
そして、フィールドでの出会い観察は、文献から得れる知識以上の発見をもたらしてくれる。このバッタは、他のバッタ達とは、かなり違った習性を持っている事が分かった。大抵のバッタ類は、危険を察知すると、大なり小なり跳躍してジャンプして逃げるか、翅を羽ばたかせて飛んで逃げるかの2パターンだと思うが、このショウリョウバッタモドキは、先ず、茎の裏側に横這いの形で隠れようとするのである。また、茎に平行に止まりジッとする事によって、茎と一体化しようとする擬態能力も高いと思った。実際の順番的には、この擬態がバレてると感じた時に、茎の裏側に、ささっと横歩きの形で隠れようとするである。
とにかく、ショウリョウバッタモドキに実際に出会えて、そのバッタとしての少し変わった習性も見れた事は、個人的には、とても大きな収穫だったと言いたい……とても興味深い昆虫の豆知識が一つ増えた瞬間だった。