先ず、私は、この昆虫を最近まで知らなかった。
数日前の夜に、庭の土の上を、櫨の実かなんかを引きずりながら速いスピードで移動する1センチ弱ぐらいの黒い虫として、初めて認識していた。
その時も、写真に撮っていたのだが、ピンボケの写真を眺めても、私には見慣れない昆虫であった。ネット上に現れる類似画像は、ツチカメムシの仲間であったが、正直なところ、カメムシの仲間とは思わず、ゴキブリの仲間だと思っていた。
但し、本日、庭掃除中に出会ったその昆虫を再び写真に撮り、マジマジとチェックすると、私の期待を裏切り、ツチカメムシ科のツチカメムシである事が分かった。
えっ、でもこれがカメムシなのというのが、まだ私の感想である。きっと、ゴキブリのようにフニャッと見える柔らかそうな外観が、私の中でのゴキブリのイメージに近づけていると思われる。
ゴキブリだと思っていたので、恒例のカメムシの匂いチェックをしなかったが、そのうち、また庭で再会した際には、摘み上げて匂いのチェックしてみようと思う。
その時に、自ずと、このカメムシの感触も分かるに違いない。一石二鳥である。