アカタテハ  幼虫

昨日、子供達と近所の里山を散策。

所々に生えているカラムシと思しき植物の葉が、クルッと丸められて白い葉裏の目立つ状態の葉が結構目に入る。

手繰り寄せて、幾つか開けてみることにする。

無造作に開けた一発目の葉からは、なんかしらの幼虫が勢いよく暴れながら飛び出してきた。あまりの勢いにこちらもたじろぎ、確認する間も無く草叢へと落下していった。

二発目の葉は、不発……慎重に恐る恐る開けるが何も居ず。続いて三発目の葉からは、凄く小さくて細い薄緑の幼虫が現れた。ただ、あまりにも若齢で種の特定が難しそうだったので、写真にも撮らなかった。

そして、四発目の葉から以下の幼虫が現れた。

直ぐに、タテハチョウの仲間の幼虫っぽい気はしたが、帰宅後に調べたところ、カラムシやイラクサやヤブマオ等のイラクサ科の植物の葉を綴って生活していて上の写真のような雰囲気の幼虫は、アカタテハの幼虫だろうという結論に至った。

そして、アカタテハという蝶は、夏から秋にかけて目立ち始める蝶とのことである。

因みに、昨日も近所の里山の散策中に大きめのオレンジ色の蝶に出会う度に、娘に網で捕獲する指令を出すが逃げられっぱなしだった。その中に、おそらくこのアカタテハの成虫も混じっていたに違いない。

因みに、近所では、ヨモギの葉を同じように綴ってその中で幼虫が育ち上がってくるヒメアカタテハという近似種も見かけるが、このアカタテハの幼虫の巣の方が、ヒメアカタテハの巣より、沢山目に付いた印象を持った。(もちろん、その日のカラムシにあった巣が全部アカタテハのものとは限らないが……)

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