近隣のとある場所で、目下、黄色い花を咲かせ、ネムノキのような葉を持つこの植物に出会える。
最初はクサネムであろうと素通りしていたが、この群生している場所が、クサネムの生えるような水田周りの湿地地帯と違って、水辺とは程遠いいかなり乾いた場所であったのは気にかかっていた。
そして、ひょんな事からクサネムの花は、もっとクリームイエローのような色である事を知り、調べているうちに、カワラケツメイ(河原決明)に行き着いた。
似た種類に、アレチケツメイという帰化種もあるが、こちらは在来のカワラケツメイかと思われる。一年草である。
既に赤っぽいラインの入った筋が目に付く種が見て取れるが、全草薬草として使われるようで、古くからお茶として飲まれて来ているようである。
なんかちょっと雑草ぽくない風貌に、お茶としての薬効……今度、その豆を持ち帰って来てみて、庭で育ててみようかな。
ちなみに、写真の地面に見える小さな紫の花は、ヤハズソウの花と思われる。