数日前に、家の外灯下で見つけて写真に撮っていた。
クサカゲロウの仲間というのは一瞬で分かるし、実際のところ、我家の外灯下ではたまに見かける昆虫である。家の外灯に集まる昆虫達を今年から観察した限りでは、今のところ3回(3サイクル)ぐらい発生しているような予感がする。
そして、今回は、何種類もいる緑色をしたクサカゲロウの仲間達の中から、写真を頼りに可能な限り種名を割り出してみようと思った。
先ずは、数日前に撮った写真を。
サイズは20ミリ弱ぐらいだったと思う。写真を見て分かる特徴は、眼が赤っぽい。背に黄色い筋が見える。このふたつの特長とサイズを考慮すると、沢山のクサカゲロウの仲間から既に結構絞られることになり、その候補のうちの一つに一般種であるヨツボシクサカゲロウの名が浮上してくる。
そして、また、あまり注目されていない特徴だが、翅の外側の先の方に、一部緑色が微妙に厚く見える箇所があるのも、本種の特徴の気がする。
他には、我家の庭のアムール・メープルの生垣(生垣にはお勧め出来ない‥暴れ過ぎる)に、クサカゲロウの卵を見つけたことが有るのだが、その形状が、ヨツボシクサカゲロウの卵として紹介されている画像達と類似しているのである。
これらの点から、上の写真の個体は、今のところ、ヨツボシクサカゲロウと思っても良いかなと思った次第である。ちなみに、ヨツボシクサカゲロウのヨツボシは、顔のアップを見ると、4つの黒点か何かが見て取れるのかなと思う。
こうしたクサカゲロウの幼虫達は、テントウムシ達の様にアブラムシを捕食してくれる習性がある。
益虫なのである。