本年6月8日に我家の外灯下で撮影していて、その一風変わった出立から直ぐに種名に辿り着くと踏んでいたが、なかなか種名に辿り着けないでいた蛾の名前が判明した。
名前は、ヒメエグリアツバ。サイズに関しては、既に4ヶ月ぐらい前の遭遇になるので、正直なところ記憶にない。ただ、ヒメと名前に付くのと、他の方々の紹介を読まさせていただくと、前翅長で1センチちょっとぐらいだったのではと思う。
種名になかなか辿り着けなかった理由のひとつにヤガ科に属する蛾だとは思わず、シタバガ科に属する蛾とは微塵も思ってもいなかった事がある。
ちなみに、アツバと名前に付く蛾達の特徴に長い下唇髭や長くクルッと反り返る特色があるが、白い頭部の先にうっすらと見える茶色いトゲのようなものが下唇髭だと思う。当時は、写真を見返しても、薄らと下唇髭が写っていることには気が付かなかった。白い先端が、最先端だと思っていた。
また、腹部が短い蛾との印象だが、これは上方へ反り返っている結果、短く見えるんだと思う。この写真を撮った後に飛び立たれたのか、サイドから観察するチャンスが有れば、もう少し早く種名に辿り着けたかもしれなかったと感じる。
幼虫の食草は突き止められていないのではと思う。