コチヂミザサ

この植物は、我が家の庭の日陰エリアにも繁茂していて馴染みのある草である。

今回、投稿しようと思ったのは、別の場所でちょうど花穂を伸ばし始めた個体に出会い、私的に少し珍しい瞬間に出会えたと思ったからである。

名前は、コチヂミザサ。一般には、チヂミザサの名で通っていると思う。

庭で数年前より、この植物の事は気になっていたが、正直、多年草なのか一年草なのかも掴めないでいた。

根が浅くしか張らず、気持ち良いほどに綺麗に抜けるので1年草かとも思ったが、冬を越しても冬枯れの状態で、その姿を残し続けているのは多年草の雰囲気を持っているようにも感じていた。

だが事実は、多年草のようである。

また、種子は所謂ひっつき虫のタイプである。

各種蝶や蛾の幼虫の食草としても知られている。ちょっと和風なグランドカバーとしても使えそうな遠慮がちな品の良い植物と私は感じる。

ヒメネジロコヤガ 成虫

似たサイズで似たような雰囲気の蛾は、我家の外灯下でよく見かけるので、既に投稿済みと思い、スルーしていたが、今回何気に写した写真を見返して判明した種名を照合した結果、未投稿と気が付いた。

数日前に、家の外灯下に来ていたその小さめの蛾の投稿してみる。

数日前のことなのに朧げな記憶だが、前翅長で10ミリ無かったと思う。名前は、直ぐにヒメネジロコヤガと判明。

幼虫の食草は、イネ科植物とのことである。辺りには、イネ科植物の雑草には事欠かない気はする。

今回のヒメネジロコヤガは、投稿済みと思い、スルーしていたが、実際のところ、これまで周期的に数回目撃していた気がする。ということで、今回の個体達も、今年数回目の発生のもの達とは思われる。

ウシアブ

最近、家の外灯下に、この大きなアブの仲間が数匹集まってきている。

体長は、パッと見て、2,5センチぐらい。最初は、既に出会って来ている大型のムシヒキアブの仲間だろうぐらいにスルーしていたが、何回か出会っているうちに、何か違和感を感じて写真に撮ってみた。

そして、撮った写真を見返すと、ムシヒキアブの仲間達とは明らかに違う事に気が付き、調べた結果、ウシアブという種に行き着いた。

ウシアブと似た種は、何種類か居たが、上の写真の個体は、ウシアブなのではと思った。根拠はと言ったら、ネット上に出回っているウシアブの画像に近いとの直感ぐらいであることも認めるが……

さて、このウシアブは、吸血する習性を持つアブで、牛とか馬とか家畜の血を主に吸うようである。人間の血も吸われることがある。

幼虫は、水中や湿地で育つとの事だが、我家の外灯下に現れたウシアブ達が、近辺の何処の水場で誕生しているのかは、私には今のところ見当がつかない。

ちなみに、今年は、春からコンスタントに家の外灯に集まる昆虫を観察出来ているが、このウシアブを見かけるようになったのは、ここ数日のことである。