この植物は、我が家の庭の日陰エリアにも繁茂していて馴染みのある草である。
今回、投稿しようと思ったのは、別の場所でちょうど花穂を伸ばし始めた個体に出会い、私的に少し珍しい瞬間に出会えたと思ったからである。
名前は、コチヂミザサ。一般には、チヂミザサの名で通っていると思う。
庭で数年前より、この植物の事は気になっていたが、正直、多年草なのか一年草なのかも掴めないでいた。
根が浅くしか張らず、気持ち良いほどに綺麗に抜けるので1年草かとも思ったが、冬を越しても冬枯れの状態で、その姿を残し続けているのは多年草の雰囲気を持っているようにも感じていた。
だが事実は、多年草のようである。
また、種子は所謂ひっつき虫のタイプである。
各種蝶や蛾の幼虫の食草としても知られている。ちょっと和風なグランドカバーとしても使えそうな遠慮がちな品の良い植物と私は感じる。