アシナガグモ

越冬から目醒めたのか、身体が細い割に脚は長めの蜘蛛を見つける。

そもそも体長で15ミリぐらい有りそうな上に、この長い脚である。結構大きく見える蜘蛛である。

名前は、アシナガグモ。水田とかの水辺近くに多いとのことだが、見かけた場所は、水田からは程遠い。人工的な池なんかは近くにあるが、それらも決して直ぐ横にあるというわけではなく、数100メートルは離れている。

この蜘蛛は、過去にも同じ地区で自らの張った巣の中にいるのを見た事があるが、必ず水辺にいるというわけでもなさそうである。

ただ、写真で気になったのは、まるで蟹の眼のような二つの出っ張りである。最近知ったのだが、これは顎であり、先端に鎌のようなものが収納されているのである。

似たような形状を持つ蜘蛛は多いが、差し当たって、カバキコマチグモなんかも同じような顎を持っていたのが記憶に新しい。

ナラコハマキ  成虫

最近、日に日に暖かくなってきているせいか、昆虫たちの活動も始まったような気がする。

近隣の雑木林の林縁の枯葉の上を歩くと、この極小の蛾が飛び立つのが目立つ。

名前は、ナラコハマキというらしい。同じ日にほぼ同じ場所で撮られた上の写真は、少し色合いや紋様が違うが、同じナラコハマキなのではと思っている。

サイズは、極小と表現したが、本当に小さく前翅長で7ミリぐらいしかないのではと思う。

ナラコハマキの幼虫は、コナラ等のブナ科の樹木の葉を2枚重ね合わせた中に巣を作るとのことである。

成虫越冬するとのことなので、今見ている個体群は、昨年生まれの個体達である可能性も高い。通常は、5月ぐらいから成虫が現れる蛾のようである。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2021年4月2日追記

1枚目の写真の方は、プライヤハマキの可能性もあるなと思い始めた。ただ、上のこの2匹が、プライヤハマキより小さかったのは覚えている。

チチコグサモドキ

随分早春から花を咲かせているのが気になったので、この際、名前を調べてみることにした植物である。

なんとなくチチコグサって、こんなんだろうとの予測があったので、チチコグサを調べるが少し違うみたいである。

そうなって来ると、チチコグサモドキという種もあったのを思い出して調べてみたところ、上の写真の植物は、チチコグサグサモドキであると判明した。

このチチコグサモドキは、外来帰化植物で、大正から昭和の初めにかけての頃に、日本に定着し始めたとのことであり、現在では、ほぼ日本全国に拡がっている植物である。原産は、南北アメリカ大陸。

1〜2年草扱いの植物である。